この木なんの木 気になる木 降参でした! | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

みんなの森のヒガンバナは、

 

一輪、開いていました。

 

親水テラスも!

祖師谷公園のヒガンバナはじつに暦に忠実です。

 

18日の樹名板設置のときに通りかかって

何かわからなかった、

萌芽(ひこばえ)が多数出ている木です。

 

見たことあるような、ないような。

 

葉は長さ16㎝、幅は7㎝ほどです。

まず、候補のロウバイですが、葉のつき方は対生でしたから、

この木は互生なので、完全にアウトでした。

 

図鑑を見ましたがそれらしきものは見当たらない。

お手上げで、詳しい方に聞いてしまいました。

 

それは、

あれですか!というお馴染みの木でした。

私の印象では

もっとつやつやとした光沢がある葉とばかり思い込んでいました。

 

再度、図鑑を見て確認していきました。

 

「葉柄は1㎝前後で太く、短く、有毛」

なるほど!

 

冬芽の形もよく似てます。

 

冬芽が出ている細い枝の模様もそっくりです。

 

葉の裏です。

 

「裏面脈上は、褐色を帯びた短毛が多い」

褐色ではないけれど、短毛は多いです。

 

いつもお世話になっている図鑑です。

 

というわけで、答えはカキノキでした!

まずは「思い込み」捨てることが大切ですね。

 

みなさんはおわかりになりましたか?

 

切り株は見ていなかったので、今朝、もう一度現場に。

 

直径は30㎝ほどもあります。

たくさんの萌芽が出ているということは

伐採してからそれほど経過していないことになりますし、

萌芽を出す余力は残っていた木ということになります。

 

主幹の樹皮です。

 

すぐ隣は祖師谷公園一のウメです。

そのウメの主幹が著しく斜めに傾いているのは

このお隣さんのせいだったのでしょうね。

 

どんな経緯があったのか、知りたいものです。

 

カキノキが最初にあって、

その隣にウメの実生が体を曲げながら育っていき、

カキノキはいつしか大量の実を落とすようになって

道路を汚すので伐採。

ウメは枝を存分に広げられるようになって現在に。

でしょうか・・・

 

どなたかご存知ありませんか?