ヨウシュヤマゴボウ 見事な株が見られます!実も熟して  | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今朝は広場の気温は初めて20℃を切って

19.8℃。秋がまた進みました。

 

テニスコートの裏では、外の様子を偵察するかのように、

ひそかに花びらを広げていました!

あと1週間〜10日くらいで見頃になることでしょう。

ヒガンバナの次なる主役はキンモクセイ。

 

せきれい橋を湿性植物園の方に向かって渡っていると、

初夏に黄色い花を咲かせたキンシバイが刈り込まれ

草刈りもされてすっきりとしていました。

 

そこに見えたのは、

こんなに立派な大きな株があったのですか!

と驚いたヨウシュヤマゴボウです。

これまで草などの影になって全体は見えなかったのですが。

 

なんと見事な株でしょう!

 

以前の記事で実について書いたことがありますが、

あのヨウシュヤマゴボウは子供の遊び場にあったものです。

 

こちらのは、それよりもずっと大きく、実も鈴なりです。

 

花も咲いているし、

 

実ができかかったのもあるし、

 

黒光りしている実もできています。

 

葉はこれから徐々に紅葉していくはずです。

 

黒い実はキジバトやヒヨドリ、カラスなどの好物とか。

 

実が黒く熟すと、赤味がかった柄はさらに真っ赤に変化し、

「実の黒」と「柄の赤」の

「対比効果」で鳥を多く呼び寄せると言われています。

これだけの実があったら、

鳥たちはさぞ喜んでくれることでしょう!

 

また北アメリカ原産のこの植物は

英語では Inkberry とも呼ばれ

赤紫色の果汁はインクや染料として使われます。

 

ただし実は人間にとっては有毒ですので、

口には入れないようにしてくださいね。