ヨウシュヤマゴボウ 花と実を見たら「あのこと」に繋がった | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今朝も出かけようとしたら

小雨が降り出しました。

「自転車はやめて、歩きなさい」

ということかな?

 

あちこちでヨウシュヤマゴボウの花が咲いています。

祖師谷公園ですと駒大グランド向かいの

子供の遊び場のブランコのそばに。

草ともいえない大きさなので、よく目立つこと!

 

ヨウシュヤマゴボウで面白いのは、

1本の花序で花が下から上に次々と開花していくので、

花から実への変化が見られるところです。

 

先端に近い花は、

1.雄しべの花粉を飛ばしている状態。

周りの白い花びらはじつは萼です。

中央の緑色の玉ねぎのような形をしたのが

雌しべです。

 

2.雄しべの葯は

花粉を飛ばし終わって散りました。

 

緑色の雌しべの先端のややピンクがかっているところが柱頭で、

3.花粉をキャッチして

下の子房がふくらんでいきます。

 

大きさはこのくらい。

 

その次の段階では、

4.萼も散ってなくなり、

子房がふくらんでいきます。

 

ここで注目は、

柱頭の数と実のふくらみの数。

柱頭が10本で、その先のふくらみ(子房)が10個。

 

ということは・・・

 

ムクロジとフウセンカズラの3つに別れていた実に結びつきました。

 

 

 

 

続きは次回に。