サヤゴケ  「蓋」と「胞子」が見えました! | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

九州から四国、東海、北陸、東北まで

日本列島は水浸しになっています。

見るに絶えない惨状。

地球温暖化による海水温度の上昇がその大きな原因とか。

だとしたら50年に一度の大雨ではなくて、今後毎年でしょう。

 

祖師谷公園の今朝の湿度は95%。温度は26℃。

太極拳広場にもきのこがにょきにょき。

 

タイサンボクは17個めの(たぶん)

最後の花が(たぶん)咲きました。

 

で、苔です。

きのこ同様、青々元気です。

 

昨日もご覧に入れましたが、

砂粒ほどの赤いポツポツが見えるのですが、

これを顕微鏡モードで撮影していたら、

面白いものが見えました。

 

撮っているときは小さ過ぎて気がつかないのですが、

パソコンの画面で見ての驚きです。

 

サヤゴケの

蒴(さく)と呼ばれる花にように見えるオレンジ色の部分に、

蓋のようなものが!

ベレー帽をかぶっているようにも。

 

しかも蓋の先にはちょこんと

取っ手のようなものがついているのです。

 

で、この蓋がだんだん開いていって、

 

中から緑色の粒状のものが現れるんです!

胞子だそうです。

 

これが辺りに飛び散り、

胞子が発芽して新しい個体が生まれるというのです。

 

ですからこの開いた状態は

胞子を飛ばした後の空っぽの役目を終えた姿なのでした。

 

で、サヤゴケの名前ですが、

この蒴の柄が

苞葉と呼ばれる周囲の葉に

鞘(さや)状に包まれていることからの命名でした。