ケヤキ見本剪定 立会いました | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

これは昨日の出来事です。

 

昨年度に引き続き、

サービスセンターから「見本剪定に立ち会ってください」

との声が「樹木の会」にかかり、

役員4名が作業開始の9時に現場に集合しました。

 

「見本剪定」とは字のごとく、

「こんな風に剪定します」という「見本」を

とりあえず1本で行い、

あとはそれに習って剪定していくというもの。

 

「樹木の会」としてはなるべく樹形を残し、

木に過度な負担をかけないような剪定をしてほしい。

管理する側は安全面への配慮が重要。

お互いが納得するための一手間を惜しまない

作業手順を踏んでくださる公園協会には感謝です。

 

今回は通りに面して植栽された

18本のケヤキと1本のクヌギ。

電線にかかりそうなのも剪定理由の一つです。

 

前回は5年ほど前に剪定され、

枝が細くなって枝分かれしているところが

前回切られた箇所。

そこまで切り戻すというのが今回です。

 

ケヤキは材の密度が高いので意外に重く、

しかも落ちるときには

縦にストンと折れ口を下にして落下するので

大変危険であること、などの説明を受けました。

 

実際、

始まった作業で落ちてきた枝を持たせていただきましたが、

ずしんと重かった。

 

作業はクレーン車を使わず、

木に直接登っての鳶職のような高所作業。

クレーン車では

枝が密集した木の内側には入っていけないのだそうです。

 

命綱をつけてはいますが、

あの細い枝が折れやしないかと見ているほうがヒヤヒヤでした。

 

切られた枝はトラックに次々に入れられ

片づけられていきます。

 

作業は2時間近くかかるとのことで、

その間、日比谷から出向いてくださった公園協会の方や

サービスセンターの方々と園内を周りました。

 

移植したセンダンに布が巻かれているのは

強い日差しや寒さから守るためとのこと。

 

サービスセンターのバックヤードで育てられているムクロジは

そろそろ直植えしましょうか、この辺りにetc。

 

それから昨年の台風で枝折れした

ユリノキの剪定に関して

木を見ながら相談しました。

 

1時間ほどして作業箇所に戻ると、

まだ作業中でしたが、見本の概要はわかりました。

ぶつ切りではなくて枝先を残しての樹形に配慮した剪定作業。

丁寧な仕事に感謝です。

 

帰り道、はらっぱ広場では

半袖ティーシャツにブルマーの青空保育園の園児たちが

お正月気分いっぱいに

竹馬や凧揚げに夢中になっていました。