タイサンボクなど4本が補植! & センダンの移植 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

ここは保育園の裏手です。

2016年春に始まった公園内の保育園新設工事は

2017年春に終了し、

それに伴って、保育園地に植栽されていたアカシデは

50mほど離れた場所に移植されました。

が、年々樹勢は弱まりついに枯れてしまいました。

 

その補植として、

新たに、タイサンボク、シマサルスベリ、

ナツツバキ、ヒメシャラの4本がやってきました!

どれもこれまで公園には1本もない木です。

 

そして昨日の午後、

植え込み作業が行われました。

 

タイサンボクはモクレン科の常緑樹。

初夏に白い大きな花を咲かせてくれます。

 

もう1本はシマサルスベリ。

サルスベリの仲間ですが、

屋久島や奄美諸島に自生し、白い花を咲かせます。

また樹皮がサルスベリより白っぽく美しいんです!

砧公園や神代植物園に見事な大木がありますね。

 

タイサンボクとシマサルスベリの植栽作業は

樹高が高いので

クレーンを使って進められました。

 

タイサンボクは高さ5〜6m、

3本の支柱でしっかりと支えられました。

 

あとの2本はナツツバキとヒメシャラ。

この二つは共にツバキ科で花も似ているのですが、

お隣同士なら、

違いがより際立ちますね!

見比べてみましょう。

 

しっかりと大地に根を下ろし、

順調に生育すれば

来年は花を見られるそうです。

 

樹名板もつけてあげたいですね!

 

そして今朝、確認したのが、センダンの移植。

場所は同じく保育園の近く。

移植して単独で見ると、

こんなに大きな木だったのだと驚きました。

 

これまではフェンス沿いの

ツバキとカナメモチの間にあって

枝を広げられずに縮こまっていたんです。

 

来春、あの薄紫の可憐な花を期待していますよ!

実は鳥たちも待っていることでしょう。