「植物図譜原画展」 と日比谷公園の「 紅葉」 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

「樹木の会」の11月定例会でもご紹介した

「日本植物画倶楽部」主催の

「日本の固有植物図譜原画展」に昨日行ってきました。

場所は日比谷公園内の「緑と水の市民カレッジ」です。

 

パンフレットによりますと

日本固有種の全貌が最近わかってきて、

日本の野生植物約7500種のうち

2700種が日本固有種だというのです。

失われつつあるそれらの植物への関心を高めようと

毎年開催されている展示会です。

 

展示されている50点はどれも素晴らしい出来栄えなのですが、

下の植物は何かわかりますか?

なんとマテバシイの雄花と雌花。

祖師谷公園にもあって、写真には撮りましたが、

こんなに細部まではわかりませんでした。

 

こちらはトチノキ。

芽生えから花、実までの数十年の時が

この一枚に凝縮されているところが植物図譜の素晴らしいところです。

今朝、作者に太極拳広場でお会いして伺ったところ

この一つの作品を描くのに2年を要したとのこと。

小諸にある樹木保存林へも何度も足を運び、

さらに植物の専門家のチェックを下絵と本番の絵で受け、

何度も書き直して仕上げた作品と伺いました。

 

建物を出ると、そこには池があって、

イチョウとモミジが紅葉真っ盛り!

 

イチョウはまだ淡いグリーンが混ざっている状態が

黄色も鮮やかで一番美しい!

 

イロハモミジも逆光で見ると葉が太陽の光に透けて

よけいに鮮やかです。

 

この真っ赤な葉は

モミジバフウ。

 

真っ赤です。

 

池が鏡のよう!

 

そして日比谷公園のシンボル、

首かけイチョウです。

 

日比谷公園の生みの親、本多静六が、

伐採予定だったイチョウを、

自らの首をかけて移植し、

見事成功させた見事な大木です。

 

そのイチョウの黄色とそっくりの

ツワブキの黄色の花も

今年はやけにたくさん咲いています。

 

公園散歩のあとは、

日比谷に新しくできた「日比谷ミッドタウン」へ。

6階のガーデンテラスからは

皇居のお堀が眼下に広がります。

 

その左手には先ほど行った日比谷公園が!

おすすめの散歩コースです。