「樹木名板」取り付け作業、一日で完了! | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

昨日は猛暑のなか

「樹木名板」の取り付け作業を行いました。

 

09:30

サービスセンターの用意してくださったリストをもとに

まずは作業ルートを決めました。

 

10:00

樹木名板の発注先であるアボック社の方に

取り付け方のレクチャーを受けました。

 

まずはスプリングで取り付けるタイプから。

 

スプリングを幹の直径サイズに切り、

 

名板の裏側の溝にはめます。

正しくはまるとカチッと音がします。

 

幹をぐるっと回し、もう片方の溝に同様にはめます。

 

位置を微調整して完成!

 

次はポール式の場合です。

ポールを差し込む位置を決め

穴を開けるために長い鉄の杭を土に差し込みます。

 

穴の周囲を広げながら

ポールの半分ほどの40㎝深さまで穴を掘り進めます。

全体重をかけての力仕事です。

 

次にポールをゴムのハンマーで叩いて入れていきます。

 

先端に名板本体を取り付け、角度を調整します。

 

三つ目のタイプはフェンスなどに取り付ける場合。

被膜銅線というワイアを穴に入れてねじって止めます。

 

ワイアをフェンスにくぐらせ、

もう片方も同様にして止めて出来上がり。

 

レクチャーのあとは、

エントランス広場からテニスコート、どんぐりの森へと進み、

サービスセンターの方々と「樹木の会」の役員が協力して

次々とつけていきました。

 

慣れてくると作業スピードはどんどん上がります。

一人が取り付けている間に

他の人は先に進み、ワイヤを切るなど

チームワークがものをいってきました!

 

11:20

予定していた午前の部が早くも終了。

取り付けた名板は29枚でした。

少し早めですが、いったんここで解散してお昼ご飯タイム。

暑いので疲れないようにするのが肝心です。

 

13:00

午後の部は汽車ぽっぽ広場のエンジュからスタート。

 

ハーブ園→メインプラザ→花見広場→湿性花園へと進みました。

 

親水テラスの上のカツラは柵の内側なので、

名板のQRコードに手が届きません。

こいいう場合の方策は柵にQRコードを取り付けましょう、

とのサービスセンターの提案で、

なるほど!です。

 

保育園周辺→花木広場→湧水池へとどんどん進みました。

 

池のほとりのカロライナポプラは幹周が335㎝と

祖師谷公園で最も太い木です。

樹木名板がなんだかちょこんとしています。

「中」ではなくて「大」にすればよかった。

つい樹木名板の「数」を優先させてしまったものですから。

 

14:40

ふれあいの森→はらっぱ広場で「本園」終了。

残すは「飛び地」のみです!

予定では明日の作業ですが、

これなら今日中にできそうです!

 

ポールの穴掘り作業で親方は汗びっしょり。

水分補給で一休み。

 

飛び地に移動して

千歳小学校裏手のウグイスカグラから作業開始です。

「飛び地」は樹木25本中、12本がポール式と

親方の汗だくの穴掘り作業が続きました。

 

「みんなの森」方向に移動し、

昨秋、移植したカンザクラも一人前に認知されました。

 

「ブナの森」では役員も張り切って

穴掘りと杭打ちにチャレンジ。

 

15:45

こうして116本、予定したすべての木に

名板を取り付けることができました!

みなさんの晴れやかな顔がなによりも作業の

充実感、達成感を物語っています。

 

公園協会から出向いて指揮をとってくださった維持係長、

公園サービスセンターの職員のみなさま、

そして樹木の会の役員のみなさま、

半年に渡る「樹木名板取り付けプロジェクト」は無事に完了しました。

麗しい協力関係のおまけつけ。

ありがとうございました!

 

さて作業は終わりましたが、ここで終わりではありません。

この樹木名板を今後いかに

「生かしていくか」「利用していくか」

また新たなスタートです。