番外編 夏山第一弾 蔵王の花々 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今年初の夏山は、蔵王でした。

お釜がこんなにくっきりと見えて

前日まで雨だったとは、なんてラッキーなんでしょう!

 

ハクサンチドリは紫が濃くて

バスの道路脇からもあちこちに見られました。

なにしろほとんど頂上まで車で行けてしまうんです。

 

コマクサはガレ場にまず最初に根をおろす

パイオニア植物。

他の植物が入ってくると

やがて消えてしまうそうです。

 

高山に咲くミネヤナギの雌株。

種子は綿毛で飛んでいく。

 

ツマトリソウ。

花びらの数が5〜9枚と、花によって違うのだそうです。

これは7枚でした。

 

アオノツガザクラ。

これも高山でお馴染みです。

 

アカモノという花らしくない名前。

アカモノタチ!と駄洒落ていましたよガイドさんは。

その年代だとわかります。

 

イワカガミが群生していました。

 

ハクサンシャクナゲは品のある色合いです。

 

ゴゼンタチバナ(御前橘)は

葉が6枚になって初めて花が咲きます。

4枚では咲きません。

 

今年は

コバイケイソウの当たり年だそうです。

 

葉裏が白いから

ウラジロヨウラクという名前が。

ツツジの仲間です。

 

同じくツツジの仲間のサラサドウダン。

 

淡いピンクのタニウツギです。

 

これが何かというと

ササの花。

花は60年に一度咲くといわれ

花が咲いたら枯れて終わります。

 

ミヤコワスレは

野生のものはこんなに淡い紫なんですね。

 

ヤグルマソウ。

葉の形が矢車に似ているから。

 

スキー場に降りてきたら、

「この〜木なんの木🎵気になる木🎵」が!

ナナカマドと聞いてびっくり。

こんな巨大なナナカマド見たことない!

 

ここから2日めの南蔵王縦走です。

 

チングルマは稚児車と書きます。

花の後の姿が子供が回す風車に似ているからとか。

 

アオモリトドマツ(オオシラビソ)は

樹氷を形成する代表樹種。

しかし立ち枯れが目立ち、その原因ははっきりわからず。

 

この茶色っぽく筋になっているのが

全部アオモリトドマツの立ち枯れで

年々その数を増しているといいます。

あと何年かで蔵王の樹氷は見られなくなる恐れありとか。

 

ミネウスユキソウ。

エーデルワイスと同じ仲間です。

 

タカネバラは目の覚めるような濃いピンクでした。

 

山域が少し違うだけで、

花の種類もかなり違っていました。

東北は人の数が少ないのが何よりで

静かな山旅を楽しむことができました。