枝ぶりで分かる イチョウの「雄株」と「雌株」 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

ここは毎朝立ち寄る観世音堂です。

ころりと転がっているのは

イチョウから落ちてきた実。

もうこんなに大きくなっているんですね!

 

先日、観察会で知ったのですが、

「イチョウの雄株と雌株、その見分け方」です。

もちろん実ができているほうが雌株なのですが、

実ができてない時期でも、その枝ぶりでわかるというのです。

 

そこで、それを確かめに雌雄の株が寄り添って並んでいる

この場所にきた、というわけです。

 

左側が雌株、重なるようにしてある右側が雄株です。

毎年ギンナンを見ているので間違いありません。

 

で、これが雌株の枝ぶり。

 

こちらが雄株の枝ぶりです。

 

こんなにはっきりと違いがわかるとは!

今まで全く気がつきませんでした。

逆に、なんで今まで気がつかなかったんだろう?

 

雌株は実の重さで枝がカーブを描いて垂れる。

ところが雄株は実がならず枝にかかる重さがないので

枝が立ち上がっている。

 

なるほど、です!

 

「見る」と「観る」の違い。

さて、この世の中の何割くらいを私は「観て」いるのでしょうか。