ヤマブキの黄色が目に飛び込んでくる季節になりました。
親水テラスの芝生、池のほとり、仙川の遊歩道、
あちらこちらで、今ヤマブキが満開です。
つぼみの愛らしさといったらありません。
風車のようです!
開くと5弁。5数性のバラ科です。
そして今まで知らなかったことを
先日、森林インストラクター仲間から教えてもらいました。
ヤマブキをよく見ると、
枝先の先端が枯れているんです。
ここも枯れています。
ここも枯れています。
かなりの確率で枝先が枯れているのです。
その元を辿っていくと、
枝から分岐した小枝がいくつも見つかります。
これはどういうこと?
考えるに、ヤマブキは自ら枝先を枯らすことで
下枝を伸ばし、こんもりとした低木の樹形を作っている。
ヤマブキは上に伸びることを選ぶのではなく、
枝を横に張り、葉の数を増やすことで
光合成によってより多くのエネルギーを得ている。
で以前お伝えしたことがありますが、
また一つ、その証を見つけたような気がします。
木はちゃんと自立した存在として
自己を持っているのだから
どうか木を信じて、木に任せてあげてくださいと。
人間側の理由で木を剪定するときは、
木の身になって、成長を損ねないよう、
正しい位置での剪定をお願いします。
間違うと木はその修正をなんとかしようと
暴れ出しますから。