13回を数える「祖師谷公園樹木の会」の
3月定例会が昨日催行されました。
プログラムは限られた時間には
少し盛り込みすぎ感のある内容でした。
というのも、「樹木の会」の大きな活動目的の一つである
樹木保全に関する「都、及び公園協会への要望書」の回答が2月20日にあり、会員の皆様へのその報告、
また規約の改正、代表の交代などの説明があったためです。
出席者は会員32名、
祖師谷公園サービスセンターから野村副センター長、
横山作業責任者も出席くださいました。
場所は千歳小学校の視聴覚室です。
事務的な伝達事項の後は、いよいよお待ちかねの
樹木医浅田信行氏による「さくらの解説」。
内容はさくらの品種、植え方、育て方、特性、
浅田氏は「公益財団法人 日本さくらの会」
事務局長でもあり、全国の講演会に飛び回っている
その後は祖師谷公園のさくらに関して
パワーポイントでの写真を使っての解説のあと、
MAPを手に公園をまわりました。
「祖師谷公園さくらMAP」は
「樹木の会」と「祖師谷公園サービスセンター」
の共同作業によるもの。
サービスセンターの窓口にも置かれ、
一般来園者にも喜ばれていると
SCの野村さんから伺いました。
「樹木の会」はボランティア団体ですので
こうした声を聞くとうれしいです。
MAPの裏はさくらの写真と解説。
これに「樹木名板」がそれぞれの木につけられれば
完璧なのですが、
それはもう少し先のことになります。
園内はまだまだ満開のさくら、さくら♩
多くのお花見客でごったがえす中、
30名以上の行列は一般来園者には
通行の支障等、多少なりともご迷惑だったかもしれません。
参加者が特に関心を示したのは「代替わりのサクラ」。
品種はたぶんソメイヨシノです。
老木になり台風で倒木した、その根や老木そのものから
次世代を担う新しい枝が伸び、花を咲かせているのです。
その生命力には何か威厳のようなものを感じました。
そのすぐそばにあったこの満開のサクラは
MAPにはなかったのですが、
浅田氏によると「オオヤマザクラ」ではないかとのこと。
新芽のときに、芽がべたべたしていれば
確認できるとのことでした。
来年まで覚えていられるか?
開花を始めたウコン、カンザン、
5月初旬に咲く
イヌザクラ等、まだまださくらの楽しみは続きます。
予定を50分もオーバーしての3月定例会は
無事に終了しました。