祖師谷公園では再三にわたって不必要な剪定が横行し、
公園の樹木が花が咲かなくなったり樹勢の衰えが目立ち、
昨年2月に「祖師谷公園樹木の会」を立ち上げて
その停止を求めてきました。
それでも事態は好転しないため、
東京都公園協会の理事長と東京建設局局長宛てに
「要望書」を送ったのは今年1月末のことでした。
昨日20日、問題の解決へ向けての話し合いの場が
午前10時から
祖師谷公園サービスセンター2階会議室で持たれました。
出席者は公園協会南部ブロック所長、維持係長、
祖師谷公園SC長、副SC長、作業責任者、
樹木の会からは役員4名が参加しました。
会議は「樹木の会」があらかじめ用意した
議事録案をもとに進められ、
ほぼ「樹木の会」の要望に応えてくれる内容となりました。
特に我々の第一の強い要望である「不必要な剪定」は
それに加えて、樹木の会が一昨日急遽用意した
「追加要望事項」も検討課題として提示し、
「剪定による被害樹木の救済措置を講じて欲しいこと」
「現在いまだに横行しているフラッシュカットなどの間違った剪定方法を改め、理にかなった剪定方法を実施して欲しいこと」
「剪定する前と後での花つきを確認できるよう、写真で記録すること」
などに関しても合意にたどり着けました。
なかでも「成果」として皆様にお知らせしたいのは
公園の樹木につける「名板」を来年度の
公園協会の予算に組み入れることを約束してくれたことでした。
具体的な金額はその場では提示されませんでしたが
「期待していい金額」とのお言葉をいただきました!
これで、樹木名板の取り付けが、
一挙に進められます!
また公園協会からは
「回答書を適切に履行するための補足案」も提出され
「樹木の会との定期的な連絡調整の強化」
「樹木の会への剪定計画の説明、現場確認の共同での実施」
「樹木医による公開樹木診断等の実施」
など14項目の提示がありました。
今朝、花木広場の
剪定で弱ったフユザクラを
工事の踏圧などから守る柵も
ようやく確認することができました。
お願いしたのはずいぶん前のことだったのですが。
3〜4年前の今頃は遠くからもわかるほどに
赤く咲き誇っていた紅梅も
その後の剪定で急に樹勢が弱まり、
今年もわずか数えるほどにしか花が咲きません。
この紅梅が
再び赤く燃え立つような姿を見ることができる日は
果たしてくるのでしょうか。
失ってしまったものの大きさをもう一度噛み締め
それをエネルギーにして、
「花の咲き誇る公園」を目指して
もうしばらく頑張っていきましょう。
みなさん、ご協力どうぞよろしくお願いいたします!