続・ナガエミクリ 受粉方法はいかに? | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

昨日に引き続きナガエミクリです。

 

ナガエミクリについての解説を読んでいたら

「風媒花」とありました。

 

おやっ?と思いました。

雄花と雌花の位置関係に関してです。

樹木ですと風媒花は、

風で飛んでくる花粉をキャッチしやすいよう

枝の上部についているのです。

 

それが水生植物のナガエミクリの場合

その位置関係が逆なんですね。

雄花が上で、雌花が下です。

 

なぜだろう?

風で舞った花粉は下の雌花に上手く着地することもあれば

多くは水に浮くのではないのかな?

すると、それをキャッチするには

できるだけ水際にいたほうがキャッチできることになる。

水面から離れてしまうと

水に浮かんだ花粉は受け取れなくなる。

 

もう少し調べていると

ナガエミクリの名前の由来がわかりました。

枝についている雌花のうち、

下のほうにある雌花は柄が長いのです。

ウエブに出ていた写真をお借りすると

こういうことになります。

 

この写真をみて

な〜るほどと感動しました。

下の雌花は水面に浮かんでいる花粉をキャッチするために

柄を伸ばしているのだと。

 

雌花のこの丸い形もよく見ると

表面に白く伸びているのは雌しべなんですね。

それが球体の全面についている。

つまりどの方向から花粉がきても

キャッチできるような作りになっている。

 

これは素人の私の考えた「仮説」ですから

もしかしたら間違っているかもしれません。

 

でもこういうことを考えるのが

何にもまして楽しいのです!