いい天気です。朝日が紅葉にスポットライトをあててくれました!きれい〜。
さて、昨日の続きです。
秋になると落葉するナツヅタは、葉身(葉の軸を除いた部分)が先に落葉し、葉柄(葉の軸)はその後に落ちるのはなぜだろう?
調べたら、なになに! さっそく確かめにフィールドへ。
ちょうど運よく目の前に石垣をはっているナツヅタがありました。
ありました!小さい葉は、葉が3枚に別れてます。この小葉が3枚出た葉のつき方を三出複葉といいます。
ここにもありました。同じ1本のナツヅタなのに、そこについている葉の形が違うのです。
これが3枚に別れてない、昨日見たのと同じナツヅタの葉です。この形が大多数です。
試しにこの1枚ついている葉の葉柄との境目を軽く折ると、葉身と葉柄はすぐに離れました。もう離層(関節)ができつつあります。
「ツタの成葉のように単葉でありながら葉柄に関節があるものは、本来複葉であったが小葉が1個になったものと理解され、これを単身複葉と呼びます。」
つまり、本来は3枚の複葉だったのが何かの理由で1枚になり、本来は3枚の葉が別々に落ちていたその名残をいまだに残している。ということなんだそうです。
これはすぐ隣にあったアカメガシワ。
これは葉身と葉柄が離れずに落ちています。離層(関節)がその間になく、これは完全に単葉です。
でも今ひとつわかりませんね。葉の進化の過程からすると、
単葉の丸い葉→単葉のギザギザの葉→複葉
とうことになっているのに、なぜナツヅタはその逆をいっているのでしょう?ね。