サンシュユ 「実」と「花芽」と「葉芽」は同時につくんですね〜 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今日もいい天気ですね。秋晴れの一日になりそうです。

 

さて、鞍橋のそばの門を入った両側に赤い実がなっています。

 

昨年はここで採ったのではない実でお酒を作りました。

実はどんな味がしたかと、一ついただいてかじってみると、渋い!

こんなに赤いのにまだ熟してないのでしょうか。

 

試しに落ちたドライフルーツのようになった実をかじってみると甘いんです。

落ちてから追熟して甘くなるのでしょうか。

 

果肉はとても薄くて、大きな種が一つはいっていました。

 

そして葉がまだこんなに青々としているのに、来年に咲く花芽がもうこんなにふくらんで、これなんかほころび始めています。

 

紅葉はまだ始まったばかりです。

 

花芽だけではなくて、花のあとから開く葉芽も葉腋にちゃ〜んとついています。

 

先端には頂芽と、その両脇には側芽もちゃ〜んとついています。

花芽は昨年もその成長ぶりを観察しましたが、この頂芽と側芽がこれからどのように成長していくのか、見てみたいです。

 

そしてこの実の根元をみてください!

実が4個できていますが、たくさん咲いた花のうち、4個の花が受粉して実になることができたわけですね。

花を思い浮かべると、たくさんの黄色い小さな花が一つのつぼみから出てきていました。

あとの多数の花は受粉しないで落ちてしまったということでしょう。

他を見ると、実が一個のもの、二個のもの、三個のもの、そして最大で4つでした。