マダラスズ 小さい、小さい、コオロギの仲間です。 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今日はまた曇り空です。昼頃から雨との予報で、花盛りのキンモクセイも見納めかもしれません。
木の下にはすでにオレンジの敷物が。


サクラよりももっと短い花期です。香りに気づいてからわずか6日間です。
フヨウのように一日花もあるのですから、それほど短くもないですか。


祖師谷公園にはキンモクセイがいったい何本あるのでしょう。テニスコートの裏以外にもあちこちにあります。普段は気付かない。
ここにも1本ありました。下を見ると草原に花が咲いているようです。


この草はかつて止血に使ったというチドメグサ(血止め草)です。
かがんで覗き込むと、何か動くものが。


5〜6㎜ほどしかないのですが、ぴょんぴょん跳ねる姿はコオロギのようです。


うん、この形はコオロギでしょう。コオロギを見たのはいつぶりでしょう。
祖師谷公園では初めてです。今日だってキンモクセイに誘われなければ絶対にお目にかかkることはなかったでしょう。
おしりから突き出ているのは産卵管。だからメス。


こちらはそれがないからオスということになります。
カメラを近づけるとぴょんと跳ねて逃げてしまうのですが、あちこちに何匹もいます。


家に帰って図鑑で調べると、マダラスズ。あのスズムシの隣に載っていました。
スズムシかスズムシ科ですが、マダラスズはマダラスズ科。北海道から九州に生息し、鳴き方は「ビービー」だそうです。聞いてみたいものです。


今年はもう見納めかもしれないキンモクセイです。


すぐそばで、鳥が大きないい声で鳴いています。なんだろうと探すと、いました。
クスノキにいるのはヒヨドリ。


見えないのですが近くにもう一羽いて、掛け合いをしています。会話の中身はなんでしょう?