サヤゴケ 小さい小さい花(蒴)を見つけました!ギンゴケも。 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今朝も立ち寄った観世音堂。


その石灯籠に目立つ落とし物が。
ヒヨドリかな?ムクドリかな?
何の実を食べたのでしょう。わかったのはエゴノキの実くらい。全部わかったら楽しいのにな。


次に目を引いたのはコケです。
このところ雨が多いせいか、コケの緑が生き生きとしています。
そのコケからぽちぽちと見える小さな出っ張りはなんでしょう?!


拡大して見ると、これがなんと花が開いているように見えます!
1㎜あるかないかの小さな小さな薄いオレンジ色の突起。


初めて見る世界です。
調べるとこれがどうもサヤゴケという樹上に生えるコケで、そのオレンジ色のは蒴(さく)といってコケの胞子嚢。開いてここから胞子を飛ばす生殖器官の一部でした。


もう開いているので、胞子を飛ばしたあとでしょうか。


もう一つのもっと古くみえる石灯籠にはまた別のコケが生えていました。


白っぽく見えます。


こちらは調べるとギンゴケらしい。こちらも「身近なコケ」の代表選手とのこと。しかもご近所から果ては南極まで世界各地のいたるところに生えているそう。
コケは強いんですね。