今日はもう夏至です。「もう」といいたくなるほど時の経過が早い。これから日に日に日の出は遅くなり、日の入りは早くなる。今年も後半戦に入るわけで、なんでも半分過ぎるとあとは早い。
日の入りがどんどん遅くなって「まだ明るい」という頃が、生き物はいちばんエネルギーに満ちているとき。植物は実をつけ、鳥や虫は子孫を残すことに躍起になる。まさにツミもそうです。
6月20日
これは昨日の朝のことです。
巣のある木から10m以上離れたところから撮影するので、肉眼ではよく見えないのですが、巣に一羽見えるので親かと思いました。じっとして動かないし。
よく見たら、これはヒナです!
もうこんなに大きくなったんです。いつ巣から出てもおかしくないほどしっかりしています。
近くの電線にオスがとまって羽を広げていました。
6月21日 夏至
そして今日。
昨日と同じ位置から撮影した写真です。
よく見ると3羽見えます。真ん中のヒナはこちらを向いていてよく分かります。その両脇に後ろ姿ですが黒っぽいかたまりが一羽ずつ確かに見えます。
そしてこれは反対側から見た巣です。
じつは今朝、Nさんからこのポジションを教えてもらったのです。今まで気がつかなかったのですが、以前の場所より近くで巣の中を見ることができるんです。
そしたらはっきり2羽見えます。あちらの3羽とこちらの2羽、足して5羽です!
昨年と偶然にも同じ数。大きさもどれも同じくらいです。
ということは5羽が一斉に巣から出る可能性もありなわけで、枝に並ぶ姿を想像しただけでもわくわくしてしまいます。
メスは甲高い声で鳴きながらしきりとあたりを飛び回っていました。
獲物がなかなか取れないのかな。あのふんわりふっくらしたヒナたちの姿に比べると、かなりエネルギーを消耗した姿に見えてなりません。よくここまで大きく育てたものです。
Nさんによりますとあと1週間以内で巣から出るでしょうとのこと。
夏至にふさわしい出来事でした。