9日後のつぼみに会いに カンザクラ、ジンチョウゲ、ミツマタ、サンシュユ | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

8日間のご無沙汰でした。ラオスにハイキングに行っていました。その話はまた後日。その間、ラオスは日中は30℃の暑さでしたが、日本は寒かったと聞きます。今朝の気温は3.7℃、偶然にも9日前と同じ気温。日の出がずいぶん早くなった気がして、それだけでも春を感じます。

さて、9日めのつぼみたちはどうなっているでしょうか。
ちなみに、写真を撮ったつぼみたちには、わかるように目印しをつけておきました。

カンザクラは葉がぐーんと大きくなって、あのときはまだ気がつかなかったつぼみが下からのぞいています。


そしてもう一枚の別の枝のつぼみは赤味も一段と増して、ふっくらしてきました!
寒くても、そんなことには気をとられずに、ちゃんと春に向かって歩みを進めていました。


ジンチョウゲはどうでしょう。今、前の記事の写真と見比べながら書いているのですが、こちらは先の白い部分が少し増えました。ところでこの白い部分は花の内側ということ?もう見えますかね?この続きも見ていきましょう。


そしてこちらは隣の白いジンチョウゲ。こちらはほとんど変わりなく見えます。


三角花壇のミツマタはどうでしょう。こちらも黄色の色も、つぼみの開き具合もほとんど変わりません。


そして気がつきましたが、この黄色に色づいてきたつぼみは他のまだかたいつぼみと比べると、花の茎が上を向いています。かたいつぼみはまだうなだれていますが。虫たちを呼び込むためなんでしょうね。


ハナミズキのちょこんとのぞいた赤い色の大きさもはほとんど変わりなし。ところでこのつぼみの周りを覆っているのは芽鱗といって、寒さから冬芽を守っているカバーです。


サッンシュユも、芽鱗からちょんこんとのぞいた黄色い花びらはほとんど変化なし。


みんなの森の近くのサクラは、つぼみの先端が3つに分かれてきました!


なるほど、花によってつぼみの歩みも違いがありました。今、駆け足なのはサクラ。開花のゴールに向かってマラソンのラストスパートというところでしょうか。
ジンチョウゲ、ミツマタ、ハナミズキ、サンシュユはどはマラソンではなくてウオーキング。
そう思うと公園のあちこちから春の足音が聞こえてくるようです!