テンプル・グランディン~自閉症とともに | 症例と解説 | かわせカイロプラクティック

症例と解説 | かわせカイロプラクティック

症状に対する私なりの考え方や症例の解説などを書いています。

 

 

これは、アメリカのテレビ映画『テンプル・グランディン~自閉症とともに』の紹介動画です。
この動画では、自閉症の主人公が身体志向のアプローチを自分でみつけて落ち着くシーンがあり興味深いです。例えば以下のようなシーン
  • 自閉症なので人触れられるのが極度に嫌なのに、なぜか動物に触れると落ち着くシーン
  • 牛を圧迫する装置で自分を圧迫するとハグをされたような感覚になって落ち着くシーン。(でも人にハグをされるのは嫌い)
  • 人に触れられるのを極度に嫌がるのに、視覚障害者のルームメイトとのスキンシップで次第に安定していくシーン
  • 自閉症の子がクルクル回り続けているのを見て、自ら落ち着かせようとしているためだと説明するシーン
最後に「私はただ違うだけで、劣っていません」と言う素晴らしいシーンがあります。
 
特に日本人は「人と同じ」という事で安心し、「人と違う」という事を恥じる文化がありますよね。「他の人と同じ」という事が規律を守る事に役立っている反面、人と違うという事で自己肯定感が低くなったり、他と違う人を見ると馬鹿にしたり差別したりするデメリットもあります。
 
「人と違う」という不安や恐怖がトラウマになっている人は、身体感覚からアプローチする心理療法で解決する事ができます。
 
※これは著作権を無視したファスト映画ではないようなので皆さんにシェアしました。