みなさん、こんにちは。

 

今回は、

禁煙チャレンジの心強い味方となる

禁煙外来について

紹介したいと思います。

 

もちろん自力で禁煙することもできます。

しかし、どうしても自力で禁煙する自信がないという方は禁煙外来を利用してみましょう。

 

禁煙外来のメリットは、

 

・医療スタッフと相談できる

・禁煙補助薬を処方してもらえる

 

ということです。

 

禁煙補助薬を使用すると、ニコチンの禁断症状が軽くなるため、より楽に禁煙を達成できるとされています。

 

ちなみに医療機関から処方される禁煙補助薬として、

 

・ニコチンパッチ(ニコチネルTTS®、貼り薬)

・バレニクリン(チャンピックス®、飲み薬)

 

がありますが、

現在バレニクリンは出荷停止されており、処方することができません。ニコチンパッチのみの処方となります。(2024年6月時点)

 

禁煙外来は全5回、12週間で終了となります。

(①初回、②初回から2週間後、③初回から4週間後、④初回から8週間後、⑤初回から12週間後)

 

初回

まず禁煙の意思がしっかりあるかを確認。

そして

呼気中の一酸化炭素濃度を測定

お話を聞きながら、禁煙のアドバイス

禁煙宣言書にサイン

最後に

患者さんにあった禁煙補助薬を処方して終了となります。

 

2回目以降

まず禁煙達成できているかを確認します。

呼気中一酸化炭素濃度を測定

禁煙補助薬で副作用が出ていないか

困っていること、気になっていることがないか

などを確認し、継続・修正を行っていきます。

 

 

なお、禁煙外来は以下の①~③の全てを満たす方が、保険診療による禁煙外来を受けることができます。

 

①直ちに禁煙しようと希望し、禁煙治療を受けることを文書により同意している。

②ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)で、ニコチン依存症と診断される(TDS5点以上)。

③35歳以上の方の場合、ブリンクマン指数(=1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上である。

(35歳未満の方は、喫煙本数や喫煙年数にかかわらず対象となります。)

(ブリンクマン指数計算例:1日喫煙本数20本、喫煙年数30年の場合→20×30=600となります。)

(スクリーニングテストは禁煙のすすめ⑦で紹介しています。)

禁煙のすすめ⑦ あなたはニコチン依存症ですか?

 

 

費用ですが、保険診療(3割負担)で禁煙外来全5回で約13000円程度(ニコチンパッチを使用)となります。

(使用する薬剤や副作用対策などで追加処方した薬剤がある場合などはこの限りではありません。)

 

禁煙したいという強い気持ちはあるけど自信がないという方は、一度禁煙外来を受診してみてくださいね。