「さよなら照明塔企画第1弾!  西村徳文さんトークショー」開催されました! | 富士通スタジアム川崎オフィシャルブログ Powered by Ameba

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本日、16時、

 

さよなら照明塔企画第1弾! 西村徳文さんトークショー」が開催されました。

富士通スタジアム川崎はかつて「川崎球場」として、

 

1952年から1992年までプロ野球チームの本拠地として

約2,500もの試合が実施された日本スポーツ史上屈指の

 

歴史的価値のある場所と言われています。

王選手の700号ホームラン、張本選手の3000本安打、

「ロッテオリオンズvs近鉄バファローズ」伝説のダブルヘッダー

「10.19」等、日本のスポーツ界に燦然と輝く場面の舞台となり、

今でも平日、土日関わらず、多くの野球ファン、

 

スポーツファンが聖地巡礼に訪れます。

そして富士通スタジアム川崎では、これらの歴史を、

後世に伝えるべく、数々のイベントを主催、開催してきました


今回もスポーツ中継の第一人者、誰よりも川崎球場を愛した

「松本秀夫さん」を司会進行に、ゲストに元ロッテオリオンズ伝説の

盗塁王(1986,1987,1988,1989年)&首位打者(1990年)である

「西村徳文」さんをお迎えし、

川崎球場時代の思い出や裏話をたくさん語っていただきました。

 

 


今回のイベントでは、新型コロナ感染拡大の防止という観点から、

毎回恒例の「特設ギャラリー」「サイン会」の開催や

「飲食ブース」の出店がありませんでしたが

それでも会場にはロッテを、野球を、スポーツを、

そして川崎を、愛する数百名の人々が集まりました。



そしていつものように司会者、ゲスト、観覧者、

ここに集った全てに人々同士の(心の)距離が近い、

アットホームな会となりました。


西村さんの話は興味深い話ばかり。

・憩いの場であったトレーニングルームに現れる有藤さんの事、

・10.19の当事者としての気持ち

・川崎でランニングホームランを打った事

・野茂英雄選手と対戦した時の事

どれも「もっと聞きたい」と思わせるエピソードの連打でした。

 


 


そして今回のイベントには、これまでと違う

もう一つの意味が有りました。

「富士通スタジアム川崎」には今も残る「川崎球場」時代の

「外野フェンス」「照明塔」が残され、

この場所で紡がれた歴史を「象徴」する存在として、

富士見公園一帯を見守っています。

そして2019年、この川崎市が誇る歴史的遺産の

文化財登録を求めた請願が川崎市に提出されました。

しかし、署名活動の甲斐無く

正式に「照明塔」の撤去が確定したのです。

 



2022年7月に1棟、

2023年1月に残りの2棟が撤去、壊されます。

そしてその代わりの最新の照明塔を作るべく

既に工事がスタートしています。

つまり、今回のイベントには

「撤去までのカウントダウンが始まった照明塔」の姿を見に焼き付けよう!

という意味が込められていたのです。



 


トークショー終了まで残り15分となった、その時、

3基の照明塔のスイッチが入り、灯りがともりました。

その美しさに場内は一瞬の静寂の後、溜息がこぼれ、、、


そして全員が!

 

一斉にスマホをかざし、撮影を始めました。

誰もが別れを惜しんでいる、惜別のセレモニーとも言える姿でした。

 

 

トークショー終了後も、参加者の皆様は

 

照明塔と同じ歴史的遺構である「外野フェンス」を

 

眺め、触り、撮影し、

 

そして「照明塔」との別れを惜しんでいました。

 

 

照明塔が撤去されるまでの残り数か月。

富士通スタジアム川崎ではさらなる「さよなら照明塔企画」を企画中です。

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本日、ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

 


富士通スタジアム川崎 田中育郎