さて、前回はPTAを抜けたらどうなるのか、そして問題点などをじっくり解説していきました
そして今回は学校内の組織である生徒会の問題点について少し、お話していきます。
生徒会とは、学生による学校を自治する組織で、本来であれば強大な権力を持っている(ハズの)組織です。
私たちはその生徒会に対して生徒会費を払わなければならないことになっています
川越南高校ではその額年間7200円、私立高校であると1万円をゆうに超える額です。
以前の記事でもご紹介した通り、プールした予算総額の中の最大47.5%が部活動費に充てられています
もちろん、部活動に入っていない帰宅部の生徒も同額の負担を求められます。
つまり、部活動に入っていても入っていなくても同額の生徒会費を払わなければならない、不公平な状態が放置されている訳なのです
課外活動と言うのは部活動の他にもクラブに所属していたりといろいろとあるはずなのです。
そう言った「部活動をしない人」においては部活動費をムダに支払われているようなことになっており、おかしいものだと思います
また、部活動の間でも格差が生じているのは紛れもない事実です。
こちらも以前、私は生徒会から支払われる1人あたりの部費はいくらになるのか記事にしたことを覚えているでしょうか
《参考リンク》
ブログ過去記事:今年度の部活動予算額を少しだけ紹介します。
生徒会から支払われる1人あたりの部費に換算すると1万円台に乗ったところから、1000円台しか支払われないところまで大差がついているのです。
その出所は? と言われるとそのほとんどが全員一律の生徒会費なのです
ですから、部費があまり支払われないところでも生徒会費を払うだけ損している状態になっているのです。
この結果をまとめるとつまり、帰宅部にいる人はまるまる損をしてして、部費が高額になっている人はトクしているような状態になっています
そう考えると、もし生徒会を辞められると言う選択肢があったら、文化祭や体育祭の費用は払わないといけないにしても帰宅部の人が真っ先にトクしますよね。
このような問題は川越南高校生徒会だけの問題ではなく、全学校の生徒会の問題であると思います
また、他のブログ様でもこの問題を取り上げられてはいるものの、PTA問題などの拡大によってカゲに隠れている傾向にあると思います。
《参考リンク》(無断リンクごめんなさい)
問題についてこのブログよりもさらに詳しく紹介しているので、興味がある方はぜひ見てもらえると嬉しいです
このような問題もしっかりと取り上げて、いわゆる不公平感を無くせる工夫をすべきですね。
…と、ここまで書いてきた一方で公立高校の部活動と言うのは経済環境の悪い人にとっては非常に良心的な存在です
スポーツクラブに入れない方にもスポーツをする機会を提供しているのも紛れもなく部活動であると思います。
私立高校では高額になりがちな部費も、何かしらの努力で少額にすることができています。
その少額にできる理由として生徒会費も1つになっているのかな、と思います
もし生徒会費の存在が無ければ1万円以上もする部費が約3000円程度で済む場合もあり、大きな恩恵を受けています。
もちろん生徒会費の概念が崩壊してしまったら比較的経済環境が悪い家庭においては打撃を受けかねない話です
もちろん部活動に参加するにはユニフォームなども必要で、こちらも部活によっては高額になっています。
ですから、今まで紹介した不公平感を解消させ、かつ経済環境が悪い家庭へのケアと言う相反する問題を解決させる必要があると思います
今はPTA問題で隠れ蓑にはなっていますが、PTA問題が解決したら真っ先に取り上げられる問題になるでしょう。
PTA問題でもそうでしたが、時代は変わっていて改革が必要な時期に突入します。
こういう時に、学校関係者全員で改革を進められる環境が整えられると良いのですが…
利権とかが複雑に絡み合ってあんまりそう簡単にはいかないのでしょうね