イノシシ被害防止策視察研修報告 | kawamurasan-1952のブログ

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イノシシ被害防止対策について

農家にとっては、家計を守るための農産物生産に被害を及ぼす鳥獣被害防止対策は大きな課題です。

全国的にカラス・ハクビシン・日本シカやイノシシ等の鳥獣被害が多くなっています。イノシシ捕獲数は令和元年度はゼロでしたが令和2年度は3頭になっています。今年度は麦畑や畦畔の堀おっこしが発見されイノシシ被害が多くなってきています。

所属している産業建設常任委員会で岩手県雫石町に視察研修をしてきましたので一部掲載します。

イノシシはミミズが大好物です矢巾町内の田んぼのくろ(畦畔)を掘り起こしが発見されています。畦畔は田植えシーズンには水を貯める大切な稲作には欠かせないものです。

↑矢巾町内の稲刈り前の畦畔の実際のイノシシ被害状況。稲がある田んぼを利用し蒐場(体をこすりつける場所)にすると米が獣臭のにおいが発生し、等級付けられないほどが下がり売り物になりません。農家の収入にも関わります。

               ↓ 研修先:雫石町内の状況

                          

↑ 罠設置周辺にはイノシシが好物の糠でおびき寄せる

↓ イノシシ被害現場の掘り起こし被害を受けた矢櫃ダム駐車場

↑ 雫石町農林課鳥獣被害専門員から小林式くくり罠の実際設置状況等説明を受けました。

雫石町広報にハンター募集を掲載したことにより、ハンター資格取得にも補助金を創設し若手女性ハンター誕生しているということです。(ハンターの平均年齢は54歳となり年々若くなっている。女性の有資格者は3人)

↑ 19人の農家が共同で3段電気柵を2,876m設置張り巡らしている。面積37haの水田の稲作被害防止している。

工事費は、総額160万円であるが、町から20万円を補助してもらい1人当たり7万4千円負担し設置した地域。