椎名林檎『放生会』(2024年5月29日発売)_ネガティブな評価です | ビートニク酒場

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椎名林檎が、告知から2日後に新作アルバム『放生会』(読み: ほうじょうや)をリリースしました。それから1日数回聴いているので気に入ってはいるのですが、椎名林檎には絶賛以外の評価は出来ない風潮になっているものの、一人のファンとしてネガティブな評価をしておきたいです。

 

前作『三毒史』(2019年)がそうだったのですが、コラボが多いです。この新作でもコラボ。宇多田ヒカル、AI、のっち(Perfume)、もも(チャラン・ポ・ランタン)、Daoko、新しい学校のリーダーズ、中嶋イッキュウ(tricot / ジェニーハイ)と7人とコラボをしています。

 

アルバムに1曲や2曲、コラボが入っていれば良いアクセントになると思いますし、あるいは全曲コラボ曲であれば、そういったコンセプトのアルバムであると感じると思うのです。

 

このアルバムは全13曲うち7曲がコラボ。コラボ曲は飛び道具的なところがあるのですが、飛び道具が多くておもちゃ箱のようなアルバムになっています。飛び道具はシリアスに受け止めにくいです。実際にSNSを見ていると、この人が参加していると言った内容の投稿が多くて、椎名林檎の新作として音楽的な評価は薄く感じます。

 

ポピュラーミュージックをシリアスに受け止めるのが、時代遅れなのかと問うような気持になっています。椎名林檎というアーティストはシリアスに受け止めるべきだと思うのですが。