椎名林檎が、告知から2日後に新作アルバム『放生会』(読み: ほうじょうや)をリリースしました。それから1日数回聴いているので気に入ってはいるのですが、椎名林檎には絶賛以外の評価は出来ない風潮になっているものの、一人のファンとしてネガティブな評価をしておきたいです。
先日椎名林檎新譜ぜんぜん良くないって書いたら知らん人から結構叩かれてしまったが、賛否両論を受容できないファンダムはやばいと思うわ。goodとbadで評価が割れるって一番面白い作品だと思うけどね。他の人が良くないって言ってても自分が良いと思うものを信じろよ。もっと強く自分を持て。
— 3LA/Otonashi Records (@3LA_Disc) May 31, 2024
前作『三毒史』(2019年)がそうだったのですが、コラボが多いです。この新作でもコラボ。宇多田ヒカル、AI、のっち(Perfume)、もも(チャラン・ポ・ランタン)、Daoko、新しい学校のリーダーズ、中嶋イッキュウ(tricot / ジェニーハイ)と7人とコラボをしています。
アルバムに1曲や2曲、コラボが入っていれば良いアクセントになると思いますし、あるいは全曲コラボ曲であれば、そういったコンセプトのアルバムであると感じると思うのです。
このアルバムは全13曲うち7曲がコラボ。コラボ曲は飛び道具的なところがあるのですが、飛び道具が多くておもちゃ箱のようなアルバムになっています。飛び道具はシリアスに受け止めにくいです。実際にSNSを見ていると、この人が参加していると言った内容の投稿が多くて、椎名林檎の新作として音楽的な評価は薄く感じます。
ポピュラーミュージックをシリアスに受け止めるのが、時代遅れなのかと問うような気持になっています。椎名林檎というアーティストはシリアスに受け止めるべきだと思うのですが。