2024房総鋸山トレイルランニングに出る選手に読んでほしいブログ | スタッフ白井のブログ

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自分の経験を活かして、身体の痛みに悩んでいる方の手助けとなれるように更新していきたいと思います。

あけましておめでとうございます。

 

 

今回は2月18日(日)に行われる

『房総鋸山トレイルランレース』

救護に参加しますので、

 

過去大会の経験等から

知っておいてほしいことを

書いていきたいと思います。

 
 

今年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【前回のレースの反省】

 

前回下記ブログを書かせて頂き、

 

結果的に死亡者や重大事故等なく

無事にレースが終わることができました。

 

 

今回嬉しかったことは

https://x.com/wujinghongjie/status/1735839428831306196?s=46&t=s6ZW7GToUnRSEEZLIURPrA

X(旧Twitter)に

リンクを貼ってもらえたことです。

 

 

しかしブログの内容では

とても寒くなる事を予想していたのですが、

 

12月の中旬にもかかわらず

20度近くになるという想定外が

起きてしまったので

このような想定外もあることを

今後も伝えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【鋸山の特徴】

 

 

鋸山自体は日本百低山と呼ばれる

標高は低いけど人気がある山々に

選出されている山で、

 

コースの中に普段は立ち入り禁止の砲台

あるところや低いながらも東京湾越しに

見える富士山などが絶景のようです。

※僕は走ったことないのでわかりませんが…

 

 

距離は一周約11キロで

一周のみのシングルと

二周するダブルのコースがあります。

 

 

標高は千葉県なので低いですが

ダブルで1000mシングルで500m程度です。

 

 

横断の後だと楽そうに感じますね笑

 

 

僕自身鋸山のトレイルランは

4〜5回目で例年コースが短いこともあり

大きな怪我や事故は少ないですが、

 

やはり転倒による擦過傷(擦り傷)

冬場ならではの脱水症状などが多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【レースの注意点】

①冬に開催されること

 

これは横断レースの時と同じで

予想となってしまうのですが、

 

激しい寒さと海の近くを走るので

風が強い事が予想がされます。

 

 

そうなると当然『低体温症』

一番気をつけなくてはなりません。

 

 

なので服装の注意

ファーストエイドキットにレスキューシート

余分に入れておくと安心かと思います。

 

 

前回も寒さに対して結構書きましたが、

 

上記にもあるように

想定外の温かさとなったので、

 

出場される方はしっかりと

天気予報を確認するようにしてくださいね。

 

 

 

 

 

②海の近くを走ること

 

海の近くを走るということは、

上記にもあるように風が強いです。

 

 

さらにその風は塩分を含んだ

潮風になるので風に当たっているだけで、

 

浸透圧の影響で体内の水分が

外に排出されやすくなるので、

 

『脱水症』が起こりやすいです。

 

 

尚且つ前回の横断の記事にも書きましたが、

 

寒いことにより、

 

水分摂取が少なくなることも

脱水症の危険性を高めるので

気をつけるようにしてください。

 

 

短いコースで、

 

エイドがあっても

1ℓ以上の水を持っていた方が安心できる

と思います。

 

 

 

 

③ビギナーの方が多いこと

 

コースが短いこともあり

ビギナーの方が例年非常に多いです。

 

 

ビギナーが多いと上記の

『低体温症』『脱水症』になる

可能性のある方が増えると言うことです。

 

 

やはり経験というのはとても大事で、

 

どのくらい水を飲んだらいいか、

 

服装はどうすればいいかの

判断がある程度できます。

 

 

自分の走力にも自信の無い方も

いらっしゃると思いますが、

 

無理な場合はすぐにリタイアするというのも

勇気のいる決断だと思いますが、

 

僕は英断だと思います。

 

 

リタイアは全然恥ずかしい事ではありません。

 

 

もし脱水症や低体温症、

 

走力が足りないなどで

滑落等の重大事故が起きると

最悪の場合来年以降このレースが

できなくなる場合もあることを

頭に入れておいてください。

 

 

 

 

 

④コースの短さがゆえに軽装になること

ビギナーではなく

経験ある方だとコースの短さから、

 

水も持たず上着やレインウェアも

持たずに走られる方がいます。

 

 

要は準備不足の愚か者がいるという事です。

 

 

絶対に完走ができるなら構いませんが、

 

トレランは山という自然を

相手にするスポーツなので

絶対ということは

絶対にありません。

 

 

短いコースでも万が一に備えて

万全な状態で走るようにしてください。

 

 

先日、TBSで放送されている

クレイジージャーニーに出ていた

アドベンチャーレーサーの田中正人さん

ホームページに『自然に入る心構え』

として素晴らしい文章が

掲載されているのでぜひお読みください。

※過酷なレースに出ている方

なので言葉の重みが違いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【まとめ】

 

・例年だと転倒による擦過傷が最も多い

・寒さによる低体温症に注意!

・補給不足による脱水症に注意!

・田中正人さんの文章をよく読むこと

 

こんなとこですかね。

 

 

安心ができ安全な大会を作る上で

運営・ボランティア・救護・選手の

全てが協力し、

 

準備・想定・備えが

出来ていれば重大事故のリスクが

軽減できる上に、

 

何か有事の際には落ち着いて

早急に動く事ができます。

 

 

上記の内容をご理解頂いた上で、

 

選手の皆さんは頑張ってください!