スタッフ白井のブログ

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自分の経験を活かして、身体の痛みに悩んでいる方の手助けとなれるように更新していきたいと思います。

今回『おんじゅくオーシャントレイル』

に救護として参加させていただきますので、

 

救護目線のレースでの注意点や

コース上の注意点などを

書かせていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

過去2回救護で参加したことがありますが、

 

その2回ともとてつもない大雨で

すごくしんどかった思い出があります…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コースマップです。

 

 

少し見づらい地図ですが、

出場される選手は

必ずコースの把握をしておいてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【チェックポイント】

 

① スタート直後の長い砂浜

 

② メキシコ記念塔周囲

 

③ 小浦海岸〜長浦海岸にかけて

 

④ 街の中を走るということ

 

 

 

 

 

 

今挙げたチェックポイントは

残念ながら絶景スポットではありません。

 

 

 

あくまで救護対応のリスクが高いポイント

を書かせていただきました。

 

 

 

絶景スポットはきっと

たくさんあると思います!

(走っていないから分からない)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

① スタート直後の長い砂浜

 

 

この大会は”オーシャン”と

名がつく様に海辺の砂浜を走り、

 

HPの写真などをみても

わかるかと思いますが、

 

足を海に付けなければ

通れない場所もあります。

 

 

 

スタート直後で砂浜を走るのは

やはり足を使います。

 

 

 

疲労が溜まりやすいので後半にかけて

足が攣ったということが多いです。

 

 

 

足が濡れたまま走るというのは

気候や選手自身の体調など場合によっては

低体温症脱水症

引き起こすリスクとなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

② メキシコ記念塔周囲

 

付近の裏山が狭く斜面も比較的急

なので注意が必要です。

 

 

 

雨の場合特に滑りやすくなる

ので気をつけましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③ 小浦海岸〜長浦海岸にかけて

 

16キロの方のみですが、

 

ここの何が危険かというと、

 

万が一滑落したら

2〜3メートルは崖に落ちます。

 

 

 

2〜3メートル落ちたら一大事となります。

 

 

 

こちらも足元を確認しながら

気をつけて走る様にしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④ 街の中を走るということ

 

恐らくスタートとゴール付近のみの

通行止めで行う大会になるので、

 

街の中は人や車、自転車などは

通常通り交通があります。

 

 

 

なので車に轢かれた、

人とぶつかって

怪我をした・させたなどない様に

 

選手の皆様はその地域の方々に

その場所を借り走らせてもらっている

という感覚を忘れないでください。

 

 

 

 

 

おんじゅくならではの

チェックポイントはこんなところです。

 

 

 

 

 

ここからは鋸山の時のコピペとなりますが、

 

とても重要なことなので

前回読んでいただいた方も再度

お読みいただく様によろしくお願いします。

 

 

 

 

 

【レースの注意点】

 

①冬〜春に開催されること

 

これは横断レースの時と同じで

予想となってしまうのですが、

 

激しい寒さと海の近くを走るので

風が強い事が予想がされます。

 

 

 

そうなると当然『低体温症』

一番気をつけなくてはなりません。

 

 

 

なので服装の注意

ファーストエイドキットにレスキューシート

余分に入れておくと安心かと思います。

 

 

前回も寒さに対して結構書きましたが、

 

上記にもあるように

想定外の温かさとなったので、

 

出場される方はしっかりと

天気予報を確認するようにしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②海の近くを走ること

 

海の近くを走るということは、

上記にもあるように風が強いです。

 

 

 

さらにその風は塩分を含んだ

潮風になるので風に当たっているだけで、

 

浸透圧の影響で体内の水分が

外に排出されやすくなるので、

 

『脱水症』が起こりやすいです。

 

 

 

尚且つ前回の横断の記事にも書きましたが、

 

寒いことにより、

 

水分摂取が少なくなることも

脱水症の危険性を高めるので

気をつけるようにしてください。

 

 

 

短いコースで、

 

エイドがあっても

1ℓ以上の水を持っていた方が安心できる

と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③ビギナーの方が多いこと

 

コースが短いこともあり

ビギナーの方が例年非常に多いです。

 

 

 

ビギナーが多いと上記の

『低体温症』『脱水症』になる

可能性のある方が増えると言うことです。

 

 

 

やはり経験というのはとても大事で、

 

どのくらい水を飲んだらいいか、

 

服装はどうすればいいかの

判断がある程度できます。

 

 

 

自分の走力にも自信の無い方も

いらっしゃると思います。

 

 

 

無理な場合はすぐにリタイアするというのも

勇気のいる決断だと思いますが、

 

僕は英断だと思います。

 

 

 

リタイアは全然恥ずかしい事ではありません。

 

 

 

もし脱水症や低体温症、

 

走力が足りないなどで

滑落等の重大事故が起きると

最悪の場合来年以降このレースが

できなくなる場合もあることを

頭に入れておいてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④コースの短さがゆえに軽装になること

 

ビギナーではなく

経験ある方だとコースの短さから、

 

水も持たず上着やレインウェアも

持たずに走られる方がいます。

 

 

 

要は準備不足の愚か者がいるという事です。

 

 

 

絶対に完走ができるなら構いませんが、

 

トレランは山という自然を

相手にするスポーツなので

絶対ということは

絶対にありません。

 

 

 

短いコースでも万が一に備えて

万全な状態で走るようにしてください。

 

 

 

先日、TBSで放送されている

クレイジージャーニーに出ていた

アドベンチャーレーサーの田中正人さん

ホームページに『自然に入る心構え』

として素晴らしい文章が

掲載されているのでぜひお読みください。

※過酷すぎるレースに出ている方

なので言葉の重みが違いますね。

 

 

 

 

 

 

 

こんなところですね。

 

 

 

安心ができ安全な大会を作る上で

運営・ボランティア・救護・選手の

全てが協力し、

 

準備・想定・備えが

出来ていれば重大事故のリスクが

軽減できる上に、

 

何か有事の際には落ち着いて

早急に動く事ができます。

 

 

 

上記の内容をご理解頂いた上で、

 

選手の皆さんは頑張ってください!