市役所勤務の現役保育コンシェルジュ、ナナです。
以前のブログで、厚生労働省が育休延長狙いのための保育園の申込みをさせなくする方向で動いているという話題を書きました。
コレです↓↓まだお読みでない方はこちらからお読み下さい。
育休の延長に必要な認可保育園の「入所保留通知」をもらうため、あえて人気があって入りにくい園を希望したり、自治体も保護者に協力して入所保留になるように指南している現状を厚生労働省、つまり国が「良しとしない」との見解を出しました。
そして、今後はそういった「育休延長狙いの保育園の申込みはさせない」という方向に進めていくということでした。
そんなこと、言ったってねぇ。
どうするんだろー、どんなふうな対策するんだろーと、このニュースが出た時には思っていましたが。
が!
5月に入って動きがありました。
厚生労働省さん、本気でやるようです。
「育休延長狙いの保育園申込みはもうさせない。
そんな申込みは認めない。そんなものはないのだ」
というところに至ったんでしょうね。
現在、多くの市町で行なわれている「育休延長希望のある保護者からの申し出」による入所選考での減点を廃止するようにとのお達しがありました。
育休延長希望のある方は、申込書の隅っこや下の方にある
「育休延長のための申込みですか?」とか
「育休延長希望ですか?」
市町によって、どのようにしていくかは異なるかもしれませんが、とにかく国からのお達しがあった以上、従っていく市町がほとんどだと思います。
うちの市では今年度はまだ、育休延長希望者への減点は行いますが、早いところだとすでに減点を廃止している市町もあるかもしれません。
育休延長希望の方で「減点してもらえるから大丈夫」と思っている方、既に廃止されている可能性もありますからご注意ください!
こうなると、超人気園で「現在空きがない」という園を希望園にするぐらいしか、入所保留になるための対策はもうないように思います。
そして。
私達市役所職員は、定められた規定の中でしか対応出来ないので
「どうして減点廃止になったんですか?」とか
「以前はしていたことが、なぜ出来ないんですか?」とか。
市役所の窓口でそう保護者さんが言われても、
「国が決めたことなので」
としか言えません。
保護者さんのご希望が叶うように対応していた訳ですが、国が「ダメ」って言ってることを市役所でやることはできません。
心の中ではモヤモヤするし、
「育休延長できる人にはさせてあげたらいいやん」
と思っていても、
国が決めたことには逆らえません。
来年度の申込みから、この件で窓口が混乱しそうです。
また追加の情報があればお伝えしますね。
今日はここまでです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。