市役所勤務の現役保育コンシェルジュ、ナナです。


今日は「ある幼稚園の閉園問題」の結末をお伝えしたいと思います。


まだ、お読みでない方は先にこちらからお読みいただくと、これまでの経緯が分かっていただけるかと思います。↓↓




さてさて。
近隣の公立幼稚園と合併する形でN幼稚園を閉園にしたい教育委員会と、
何とか公立幼稚園を存続させたいという地元愛の強い自治会のご年配の方々。
事前調査では入園希望者は1人だけということでした(そのお1人の方は悩み中という状況でしたが)。
もめにもめ、「来年度の申込みが1人でもあれば存続決定」という苦しまぎれの結論に至ったところまでお伝えしていました。

結果はなんと!
存続 となりました。

いらっしゃったんですよ。
来年度からN幼稚園に入園したいという方が!
しかも2名!
事前調査では1名おられるということでしたが、その1名の方ではなく、全く別の方、つまり
ダークホースが2名もいらっしゃったんです!
どうやら、この入園申込みをされたお2人は事前調査にはかかっていなかったみたいです。
(事前調査、いいかげんだったかも)
そして、事前調査で入園希望とされていたお1人の方は入園申込みをされていないという事実が確認されました。

まさに、どんでん返し!

それで、事前調査で入園希望をされていたお1人の方に
「お2人の申込みがありましたので、一人ぼっちではないですよ。いかがですか?」
と一応のご連絡はしたみたいなのですが、その方は
「私立幼稚園に行くので」
とお断りされたとか。

もう、何がどうなって、こうなって、あぁなって‥‥

分からないもんですね。

とにかく、N幼稚園は来年度は存続となりました。
自治会の方々は喜んでおられることでしょう。

でもね。「1人でも入園希望の人がいる限り存続」っていうのはどうしても無理があると思います。
この先5年ぐらいの動向を予測して(きちんと調査して)、いずれ閉園するのなら計画的に進めていかないとね。

何はともあれ、園児募集開始日の1ヶ月前でも決まっていなくてもめるようなことは、もう2度とないようにしていただきたいですね。

はい、今日はここまでです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。