「そこにあると知っているから」
スーパーとかってさ、何万点の商品が置いてあるんだろう？
ちょっと想像もできないほど、商品点数が置いてあるよね？
私達はさ、その中から、そんなに苦にすることもなく、
欲しい商品を手にするんだ。
「きっとこの辺にあると思う」
「このカテゴリだからここだ」
「きっとこの棚にある」
「ほら、あった」
“暗黙知”と言うべきか、
知らないスーパーに行っても同じで、
「だいたいこの辺にある」と思って歩いていくと
まぁ、その辺にあるんだ。ほんとに。
何万点。何十万点の商品の中から見つけるんだよ？
冷静に考えたらすごくない？
それは「あの辺にある」という前提で動いているから
見つかる可能性が格段に上がるんだ。
でね♪
目が悪い人なんかは、めちゃくちゃわかると思うんだけど
あまり見えていないけど、
きっとこう書いてあるとわかるから……
見える！
っていうときってあるじゃないですか。
たとえば、大きく「Ｍ」のロゴが見えたら、
その下に小さくMcDonald'sって書いてあったら
「ちょっと見にくいけど……
確実にMcDonald'sって書いてある！」
ってわかったりするじゃないですか。
目が悪くても見えるんだ。
なんでだろう？
なぜなら「きっとこう書いてある」と
わかってるから見えるんだ。
これがね、
チャンスだったりキッカケだったりヒントと同じなんだ。
起業家は、皆と同じ景色を観ているのに、
ビジネスチャンスを見つけたり、
改善するヒントを見つけたりします。
「空き家問題ねぇ……これはチャンスだ！」
「高齢化問題ねぇ……これはチャンスだ！」
そうやって、皆と同じ景色を観てるのにチャンスに気付く。
なんで？ なんでそれが見えるの？ っていうと
「きっと答えは近くにある」と思いながら生きてるから。
名探偵は、皆と同じ景色を観てるのに、
ほんの些細なヒントや一言から、
犯人に辿り着くヒントを見つけます。
「アレレー？ おじさんさっきまで指輪してなかったー？」
と、小さな探偵みたいな口調でヒントを見つけます。
なぜそんな小さなヒントが見えてくるかと言うと
「きっと答えは近くにある」という前提で生きてるから。
「ある」って知ってたら、
目が悪くても、不思議と見えてくる文字のように。
チャンスが見えてくる。
キッカケが見えてくる。
ヒントも見えてくる。
出会いだってそうだし、
そうだな……
恋だってそうかもしれない。
「ある」って知ってるだけで、
スーパーの何十万点の中から
目当ての商品を見つけられるように、
チャンスでも、なんでも、そうなんだよ。
ほら。
いま、あなたの隣にあるかもしれない。
そういう前提で、今を大事にしていこう。
見えなかったものが、見えるようになるから。
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美言2914『ほら、すぐそこにあるよ。大チャンスは』