飲食店で働いてた時代のこと。
（いまから20年ほどさかのぼります）
「ピンチになったらかならず呼んで！」
というヒーローみたいな、おばちゃんがいたんです。
どうやら近くに住んでいるらしく、
「これはお店が回らん！」というときに
ダメ元で電話してみたら
『よぉしきたぁぁ！！』と10分以内に助けに来てくれるんです。
呼ばれるのは月に1回くらいなのに、
かならず一目散に来てくれるんです。
完全にヒーローでした。
近所の小学校の運動会で
100人分のお弁当を作らないといけなかった日も、
呼んだらすぐに来てくれて、盛付けを超スピードで盛る。
突然、バイトの人が来れなくなっても
呼んだらすぐに来てくれて、
今日始まったばかりのコースでも、すぐに対応する。
トランプで言うジョーカーみたいな存在でした。
これは凄い人がいるなぁ！
いったい何者なんだろうなぁ！と
10代の私は憧れていたんですが、
聞いてみると、、、、
スタッフでもなんでも
なかったんですよ。
……
え？
あんなにテキパキ動くのに？
まるで、昔に10年くらい働いてたみたいに対応するのに？
レギュラーメンバーくらいやれちゃうのに？
そのへんの助っ人外国人より活躍するのに？
スタッフでも
なんでもない
女将さんの友達！
話を聞いてみると、
ずっと働かなくてもいいくらいの富豪なんだけど、
飲食店で働くのが好きすぎて、
電話が鳴るのが楽しみなおばちゃんだったそう。
（お店にとっては神すぎる存在！）
なのに、なんでもできちゃうんです。
飲食店の現場と言うと、慣れてるスタッフでも、
突然、入っていくにはお店の温度感や流れを
把握するまで苦戦したりするものですが
ずっとそこにいたかのように対応するんです。
10代の私からするとかっこよすぎ！
って思って、「なんでそんなにすぐにできちゃうの？」
と聞いたら、こう答えてくれました。
「わかってから
進むんじゃなく
わからないまま
進むのよ」
大人になればなるほど、
失敗するのも、恥をかくのも怖くなるから、
すべてがわかってから進もうとするよね。
動画の撮影も編集も、全部わかってから
YouTubeをはじめよう！とか
相手の細かい性格や、生活習慣、全部わかってから
付き合おう！とか
すべてをわかってから進もうとするんだけど、
進まないとわからないことのほうが多いんですよね。
だから、わからないまま、進んでみる。
完璧じゃないまま、進んでみる。
進むことで、わかってくる。
わからないところは、進みながら
料理の内容や、盛付けや、流れを
観察して、聞いて、実践して、
進みながら、わかっていく。
それが圧倒的に早いんだって♪
だから、なんでもやれるようになるんだって♪
私の中のスーパーヒーローが教えてくれたこと
わかってから進むんじゃなく、
わからないまま進むのよ。
さぁ、進もう💞
※あわせて読んでみてね♡↓
よかったらフォローしてね♪
また読んでくれると嬉しいです。
書籍化が熱望されまくってるかわいいＬＩＮＥキャラクター満載の
めしょん公式LINE友だち追加しよう♪8,000名突破だよ♪
美言2672『わからないまま進むのよ』