外国人整備人材の活用の仕方 | アセアン自動車流通大陸@川崎大輔

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中古車大手のケーユーホールディングスでは約30人の外国人整備士が働いている。技術を学んで母国で起業するなど目的意識が明確な外国人労働者の雇用で現場が活性化される。

 

一方で語学力不足や文化の違いなどに留意も必要。「分かっていないのに『ハイ』と答える」ことがあったり、工具を整理整頓せずにポイっと放ってしまったりする。

 

 

ただし、アセアンからの若者がせっかく日本にきてくれる。彼らの日本語能力向上だけに頼るんではなく、日本人も彼らの言葉を学ぶ努力したり、わかりやすい日本語使うように、そして日本の文化を教えてあげるようにしてくことが重要。例えば、日本人整備士向けに異文化を学ぶセミナーを受講させたり、外国人との交流会を行なってお互い考えていることを共有する時間を作るなど工夫をしていくことを推奨したい。外国人の受け入れにうまく行っている企業は、日本人のメンターを外国人1人1人につけて入国後、数ヶ月一緒に働く。そして生活面でも困ったことがあったらすぐにサポートできる体制を整えている。

 

 

また、社内でなぜ外国人が必要なのかということも伝え、皆で共有しておくことが大事だ。社長から「今後この会社が生き残っていくためには外国人スタッフの力がなくてはならないこと、仲間として接すること、差別をしてはならないこと、文化などを受け入れることなど」と繰り返す話す。教育や働き方、休みも残業も平等に同じように扱うことが重要だ。

 

これから日本の自動車整備業界には、確実に外国人が入り込む。どこかの時点で、それが洪水のように一気に押し寄せるタイミング来ることは間違いない。その時に対応できない企業は、難しい決断を迫られることになることは間違いない。