【川崎大輔のアセアン自動ニュース】 ミャンマーで、日本製の中古自動車価格が急上昇 | アセアン自動車流通大陸@川崎大輔

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昨年末荒れに荒れたミャンマーの自動車政策。

 

 

 

ヤンゴン市内の中古車市場で、日本製の中古車の相場価格が急上昇していることがわかった。2017年向けの車輸入政策により、フリーパーミットによる車輸入は左ハンドルに限定されるため、ミャンマー人に人気の排気量1350cc以下の車が実質的に輸入できなくなったことが要因とみられる。

 

 

 

(記事抜粋)

『 ホンダ・フィットやトヨタ・プロボックス、ヴィッツなどの相場価格が200万~400万Ks値上がりしているが、市場では売主はさらに値上がりを期待して積極的に売ろうとせず、買主は急な値上がりのため買い控えをしていることにより、売買自体は低調となっている。』

 

http://myanmarjapon.com/1701113.html

 

 

 

ミャンマーの自動車政策の影響で年内の駆け込みで輸入が急増しました。中古車を購入できる代替の対象となる老朽化した自動車や、そのスリップ(廃棄証明書)の価格もミャンマー国内で高騰してました。主要仕向地の1つであるミャンマーで右ハンドルの輸入を原則禁止、になったことで2017年の中古車輸出市場としてはスリランカ向けの輸出回復が市場規模維持の1つの鍵になるかと思います。

 

 

 

<川崎大輔 プロフィール>

 

大学卒業後、香港の会社に就職しアセアン(香港、タイ、マレーシア、シンガポール)に駐在。その後、大手中古車販売会社の海外事業部でインド、タイの自動車事業立ち上げを担当。2015年半ばより「日本とアジアの架け橋代行人」として、Asean Plus Consulting LLC にてアセアン諸国に進出をしたい日系自動車企業様の海外進出サポートを行う。専門分野はアジア自動車市場、アジア中古車流通、アジアのアフターマーケット市場、アジアの金融市場で、アジア各国の市場に精通している。経済学修士、MBA、京都大学大学院経済研究科東アジア研究センター外部研究員。