川田 龍平 オフィシャルブログ

5月20日(日)、奈良県宇陀市たかぎふるさと館」にて「子供と母親を放射能から守るには?」をテーマに講演をしました。


 当日は、小さなお子様をお連れになったお母さん方や、地元の農家さんなど、地域の方々が多く来場してくださいました。さらに、放射能汚染被害を受けた地域から、避難してきた方々も出席してくださいました。


 この講演会は、子育て世代で構成されているWA(ダブルエー)という団体が主催で行ってくださいました。WA(ダブルエー)では、今年は農業を通じて地域活性化のための活動をしており、宇陀市の農業と林業の再生にむけて取り組まれています。

 その様な活動の一環で、今回は「子供と母親を放射能から守るには?」とうテーマで食と関連したお話いたしました。


 講演では、原発の問題は薬害や公害と根っこが同じであり、政治と企業の癒着体質が、利益と引き替えに安全やいのちが犠牲になり続けている事を自身の経験を踏まえて語りました。また、いのちや安全に関わる情報をニュースだけに頼るのは危険であり、報道番組さえも視聴率を気にするようになった今、その裏で影響力を及ぼしている企業をきちんとみながら情報を判断して欲しいとメディアに対する距離感の重要性についてもお話いたしました。



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 また、5月23日(水)には「川田龍平いのちの教室」を三軒茶屋の事務所にて、

開催いたします。記念すべき第一回目のテーマは「子供と妊婦を放射能から守るには?」です。

今回の宇陀市での講演にお越しになれなかった、東京周辺にお住まいの方は是非いらしてください!


日時:5月23日(水) 18:00-19:30
場所:川田龍平三軒茶屋事務所(東京都世田谷区太子堂2-7-2RINGビル 1 階
最寄り駅:田園都市線「三軒茶屋」(北口B)より徒歩三分
参加費:無料
お問い合わせ:03-5787-6133(川田龍平といのちを守る会事務局:城間まで)

http://ameblo.jp/kawada-ryuhei/

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今回のテーマである放射能については下記の内容をお話させていただきました。


 放射性物質の拡散が恐ろしいのは、安全に処理する方法がないからであり、福島第一原発からは海に大 量に流れ続け、瓦礫を燃やせば濃縮された核種が大気に放出され、広がっているます。そして、汚染されたのは福島だけではありません。水や大気や食の流通、広域瓦礫焼却で関東~沖縄までじわじわと広がっています。関西も他人事ではないのです。そのため、子供たちを守るにはまず大人が放射能について正確な情報を手に入れて、少なくとも内部被爆と外部被爆の違い位はマスコミに頼らず自分で調べて下さい。
 日本人は被爆国でありながら放射能についてきちんとした教育をして来なかった。けれどもう、知らなかった、教えてくれなかったではすまなくなってしまった。

 私達大人は変わらなければなりません。子供たちを再び犠牲にしてはならないのです。

放射線による影響をできるだけ防ぐために、汚染されてない食品を選んで欲しい。日本はに優れた放射線測定技術を持つ企業も沢山あります。

 そういう事にもっと予算をつけたり法律にするように政府を動かさないといけません。

 政府は汚染地で食べ物を作らせ、食べて応援をと宣伝するが、作らないと補助金が出ないシステムでは結局生産者を追い詰める事になります。被災地だけに辛い選択肢を押しつけるのはおかしい。

 食の安全保障は日本全体の未来を左右する問題として対応すべきです。

 テレビや新聞の論説委員など上の人達が瓦礫処理や食の安全について事実ではない事を流している。地位が高い彼らは現場に行かないだけでなく今や政治と近くなりすぎている。途上国と比較しても日本人は新聞テレビを信じすぎる傾向がありますが、いのちに関わる事についてはテレビ新聞鵜呑みはしないで欲しい。薬害エイズの時もそうでした。感染者は証明もできず誰にも言えず、間違った情報が一人歩きしました。政府とマスコミが企業側についた水俣病も情報の欠如が被害を拡大したのです。
 だからこそ、東電だけを批判するのではなく、今のうちに政府に健康被害が出た時の医療体制を作らせておかないといけない。裁判をして勝たなければいのちが保障されないシステムはおかしい。裁判は沢山の犠牲も伴います。誰でもできる訳ではありません。



 どうか政治をあきらめないで下さい。子供たちを守るためにも、皆さんがうんと食や水や土や空気の安全について詳しくなって地元議員をプッシュして下さい。

 どうか、議員と直接話して下さい。そして、対話できる議員を選んで下さい。


 冒頭でも触れましたが、今回の福島第一原発の放射能被害によって、避難してきた参加者のお話を聞き、身につまされる思いがしました。その方は、地元の国会議員に問い合わせても取り合ってもらえなかった。今回、川田さんが宇陀市にきて話を聞いてくれて本当によかったとおっしゃってくださいました。

 私は、今回の宇陀市での講演のように全国に出向き、直接皆さまの声を伺いにいきます。そして、その声を国政に反映し、いのちが最優先される社会の実現のため全力を尽くします。