東大、京大が「2023国総」に合格するのは「想定内」(2/28)

「2023国総」の合格者数と各大学の在学生数の比較(3/2)

の更新です。

(6PM、以下コメント追記:大卒での各区分の受験者数、合格者数、倍率は

  • 法律区分:6,185人、296人、20.9倍
  • 経済区分:821人、128人、6.4倍
  • 理工系は2.6〜6.0倍
  • 農学系は1.9〜3.3倍

やはり、法律区分の競争率は高いです。理工系は民間企業を志望する学生が多いです。

https://www.jinji.go.jp/content/000002481.pdf

半世紀前は、某省では『経済区分の学生は取らない』と言っていました。)

(8PM+、以下コメント追記:2023年の「秋試験」と合わせた合格者数は

  • 東京大学:363人
  • 京都大学:171人
  • 早稲田大学:106人
  • 慶應義塾大学:89人
  • 立命館大学:86人

でした。不動の1番、2番です。東京大学卒業、大学院修了が多いので、京都大学出身だと「恥ずかしくない」程度でした。)

 

合格者数(A)、学部在学生数(1学年)(B)、B/Aは

  1. 東京大学:189人、約3,100人、16.4
  2. 京都大学:120人、約2,900人、24.2
  3. 立命館大学:84人、約8,500人、101
  4. 東北大学:73人、約1,700人、23.3
  5. 早稲田大学:72人、約12,500人、174

でした。文系、理系を問わず、国家公務員試験総合職を志望しない学部、学科があります。

 

東京大学京都大学に合格するのは同年代で200人に1人です。大学卒業までの4年間、「受験秀才」の能力があれば、国家公務員試験総合職はそれほど難易度は高くなく、「何番で合格するか」です。早慶を含めて私立大学の学生もトップクラスなら東京大学京都大学に並ぶのでしょう。理系の場合はデフォルトで大学院に進学するので、大学院修了後に霞が関に入ります。合格者数は1,953人で、実際に採用されるのはその1/3程度です。

(11AM+、以下コメント追記:東京大学法学部の1学年の学生数は250人前後で、国家公務員試験総合職司法試験の両方に合格するのは成績上位の1割でしょう。2001年以降、特に国会議員の質が低下しているので、国家公務員の志望者は減っていますが、入省後に国費で欧米の著名大学に留学する機会もあります。東京大学司法試験の受験者数と合格者数は839人と130人)

 

合格者数は1,953人で、申込倍率は7.0倍、受験倍率は5.7倍でした。

 

 

以下は再掲です。

 

国家公務員なのですがリタイアしてからも>10年です。総合職試験は1986年?頃からで、それまでは「上級甲」と呼ばれていました。

 

 

春試験と秋試験を合わせた大学別合格者数でした。実際に各省庁が採用する人数の数倍が合格者」となります。「法律区分」を例に取ると、申込者数:7,954人→合格者数:380人→財務省は25人(法律、経済、行政等)、総務省は70人(法律、経済、行政等)。下表の合計は約750人なので、試験区分による違いはありますが、最終的に国家公務員になる倍率は約19倍、5.2%です。

 

  

 

 

上記には大学別の合格者数はありますが、大学別の受験者数は分かりません。そこで、各大学の在学生数を調べて、大雑把に何人に1人なのかを計算しました。

 

合格者数、学部在学生数、

  1. 東京大学:367人、14,244人、38.8
  2. 京都大学:169人、13,000人、76.9
  3. 早稲田大学:130人、37,827人、114.6
  4. 北海道大学:109人、11,164人、102.4
  5. 慶應義塾大学:89人、33,518人、376.6
  6. 東北大学:83人、10,644人、132.8人
  7. 立命館大学:80人、34,092人、426.2人

でした。学部によっては国総には関係がない学生、当初から民間企業を選ぶ学生がいるので、正確なことは言えませんが、①東京大学、②京都大学、③北海道大学、④早稲田大学、⑤東北大学、⑥慶應義塾大学、…の順になります。

 

私は京都大学理学部に現役合格しました。北野高校ほど著名ではありませんが、学区でトップの府立高校で3年の5クラスの理系でクラストップでした。流石に京都大学医学部大阪大学医学部は無理でしたが、京都大学の工学部、神戸大学医学部なら合格すると思っていました。私立大学の併願はしませんでした。

 

大学1年の化学の教科書は英語でした。物理の副読本は旧字体でした。月額の授業料は千円、市電の運賃が25円でした。北海道大学東北大学には地域で優秀な受験生が進学します。

 

(11AM、追記)

私の友人の中に弁理士が2人います。1人は特許庁に勤めていました。1人は民間企業にいて、脱サラして弁理士になりました。『友人の企業の同僚の東大卒はストレートで合格したが、私は2回目で合格した』と言っていました。

弁理士試験 2022年度の最終合格率は6.1%志願者数3,558人、受験者数3,177人に対して、合格者の数は193人という狭き門で、最終合格率は6.1%です。 つまり