資料は「全国産業資源循環連合会」が平成21年(2009年)にまとめた報告書です。

 

平成23年(2011年)以前は「全国産業廃棄物連合会」でした。

 

画像は下記からのスクショです。

https://www.zensanpairen.or.jp/wp/wp-content/themes/sanpai/assets/pdf/activities/report_saisyu_syobun.pdf

 

 

100ページ、本編はその半分の調査報告書なので全部は見ていません。

 

  • ガス抜き管」の直径や1本あたりの面積が16pにあります。
  • 「安全管理」については28pに記載があり、「ガス濃度等の測定頻度」(作業時に必ず実施、週1回以上、月1回以上、年1回以上、点検していない)、「作業危険箇所の換気頻度(同左)等がグラフで示されています。
  • 埋立ガス、埋立地内部温度については36pに記載があり、同上の頻度のグラフが示されています。
  • 情報公開については42pに記載があります。

 

大阪万博の会場の夢洲1区は管理型最終処分場です。約80本の「ガス抜き菅」からメタンガスが1日に1 トン程度出ているようです。一方で、メタンは「都市ガス」の主成分なので、「危険」だからダメという決めつけはできません。

 

大事なのは「廃棄物処理法」に則った管理がされているかどうかでしょう。「安全」かどうかは政治家や議会が決めることではありません。

 

個人的には、夢洲の中の管理型最終処分場を駐車場、屋外イベント会場等に選んだことは問題だったと考えています。

 

(関連ブログ)

万博会場のメタンガスの発生量は一般家庭の何千戸分?(5/25)

資料:大阪府の廃棄物最終処分場と夢洲(4/12)

 

(8PM、追記)

東京都江東区にある若洲(わかす)は1974年に埋め立てが終了して、1990年に若洲海浜公園が開園し、ゴルフ場やキャンプ場などが完成(Wikipediaより)

 

私は、どのような条件であれば「安全」と宣言できるのか知識はありません。「全国産業資源循環連合会」は環境省が所管する公益法人です。古い資料ですが、最終処分場の「ガス抜き管」の面積あたりの本数、「ガス濃度等の測定頻度」「作業危険箇所の換気頻度」等を見比べると、夢洲1区で現在、実施されている対策が十分かどうか、専門知識のある人なら判断できると思いました。