建築完了検査までの流れ ①(4/7) の2回目です。大阪万博の開幕は1年後の2025年4月13日です。前ブログを引用します。

 

万博開幕時「内装まだもあり得る」…吉村府知事:毎日新聞から…

海外パビリオンの内装工事完了はいつ?(4/6)

の派生ブログで書き始めました。

 

私の認識では、建築物は基礎工事、躯体工事、外壁工事だけでなく、内装工事外溝工事が終わらないと完了検査が終わらず、施主である「万博協会」、外国政府には引き渡しされません。

 

大阪万博パビリオン海外パビリオンを含めて完了検査で合格しないと引き渡しは終わりません。内装工事設備工事が終わらないと完了検査は申請できません。

 

 

https://www.nikkenren.com/kenchiku/equipmentpoint/pdf/12-3_ksps01.pdf

 

ちょうど8カ月前の2023年8月13日のプログです。

建築確認申請から完了検査までの流れ(8月13日)

 

「万博協会」、政府、大阪府知事、大阪市長は建築の「素人」です。よく分からないのは、自分の持ち家で「注文建築」の戸建て住宅を建てた経験があるかどうかです。延べ床面積が100〜150㎡ の木造2階建てでも建築士への依頼から入居までに1年半はかかります。

 

昨年から「万博協会」のNo.2の事務総長は、『年内なら間に合う』、『年度内なら間に合う』と述べてきました。当てずっぽうだったのでしょうか?  

(4PM、以下コメント追記:「万博協会」や吉村府知事の言っている「内装工事」は展示物の搬入なのでしょうか?何か、「完了検査」までの内装工事とは意味が違うようにも感じます。記者会見に臨む記者も一通りは建築作業の流れを押さえておく必要があるでしょう。「完了検査」をいつ行うのか尋ねることでしょう。)

 

以下は再掲の抜粋です。発言する前に「生成AI」で「ファクトチェック」してはと思う今日この頃です。

ところが、吉村府知事や「万博協会」が相次いで、『内装工事、まだ』の発言をしています。どのように解釈すればいいのでしょう?吉村府知事も「万博協会」幹部も「建築」の素人です。部下には専門家がいて、事前にレクチャーも受けているでしょう(要確認)。それでは、完了はいつなのでしょう?記者会見時に専門家の同席が必要ですし、記者も「建築工事」の工程管理の概要を勉強しておけば、内容のある質問ができるでしょう。「素人」に「素人」が尋ねて記事にするのは時間の無駄です。

 

地方の商店街では「シャッター通り」があります。数ヘクタール(1 ha は100 m ×100 m)の「更地万博」になるかどうかは分かりません。東京ドームの面積は4.7 haです。

 

大規模な商業施設や商店街でも一角が工事中の建物はあります。せめて、海外パビリオンごとに「完成予定日」の一覧表を作ってはどうでしょうか?

(1PM、追記)
下の画像は「万博協会」が2月16日に発表した工程表です。「汚水排水利用開始」は2025年に入ってからなので、それまではパビリオンの中のレストラン、トイレの配管工事の確認はできないことになります。会場全体ではなく、ゾーンごとでの利用開始日の細かなスケジュールが必要に思います。