末尾の(参考)に第36回獣医師国家試験の結果についてまとめています。2018年4月に入学した岡山理科大学獣医学部第1期生が受験しました。

 

最近のブログです。

 

2024年3月14日 14:28

途中を引用
(1)入学者数から考えると合格はその52%

獣医学部の定員は140名です。2018年、入試倍率はかなり高かったと話題になっていました。そして入学したのは147名。しかし獣医師試験の受験者は114名。つまり33名は受験していない、ということです。留年したのか、退学したのか。調べてみましたが見つかりませんでした。わかったのは、2年後、2018年と2019年を合わせた在学者数が、すでに入学者合計よりすでに9名少なくなっていたということです。(2020年5月の在籍者数461,入学者は147+172+151=470。)

(1PM、以下コメント追記:岡山理科大学獣医学部のストレート合格率は52%ということですか。)

(8PM+、以下コメント追記:既存だった私立獣医科大学の5校はいずれも大学院があり、各講座の研究室には大学院生がいます。第1期生は先輩がいない中で約半分がストレート合格です。ただ、これまでに書いているように、欧州の認証資格(EAEVE)を取得した北海道大学+帯広畜産大学、山口大学+鹿児島大学のカリキュラムは進んでいます。獣医師国家試の合格者でも、「即戦力」とそうでない獣医師に分かれるのでしょう。)

 

2024/3/25 地方版

書き出しを引用

学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が愛媛県今治市で運営する岡山理科大学で、四国4県の受験生を対象とした「四国獣医師養成奨学制度」の2024年度合格者は11人となった。21、22年度と並ぶ過去最多タイだが、募集上限の20人にはなお隔たりがある。大学は「今後もホームページを中心に、周知していきたい」としている。

(1PM、以下コメント追記:術医師国家試験を所管する農林水産省の立場は、獣医師数は足りているが、地域、職域に偏りがあり、産業獣医に不足があるというものでした。農林水産省の出先の中国四国農政局は岡山市に置かれていて、中国5県、四国4県を担当しています。故・加戸守行愛媛県知事は「四国の悲願」を唱えていました。四国全体の牛、豚の飼養頭数は少なく、産業獣医を育てる環境とは言えませんし、家畜の餌を作る「圃場(ほじょう)」もなく、大学院もありません。産業獣医になるには、他大学の獣医学病院でのインターンの研修が必要でしょう。「四国枠」が埋まらないのは「ニーズ」がないからだと考えています(要確認))

 

2024年3月26日 19:09 

 

(参考)

第75回獣医師国家試験の結果 ⑤(了)(3/15)

加計学園は合格率67•5%:愛媛新聞からめ3月14日)

 

5年前の「再々、獣医学部新設について」(3/24)

 

第109回薬剤師国家試験の結果 ④ 底辺大学の過去5年の合格率(3月22日)

 

学校名を晒すのが目的ではないので、北からA〜I にしていますが、E は千葉科学大学薬学部です。今年はワーストでした。

 

 

薬剤師ストレート合格率が6〜7割、一方で底辺大学が数〜十数…