「空飛ぶクルマ」は必要か? ①(3月8日) 、「空飛ぶクルマ」は必要か? ② (3月9日) の2年3回目はSkyDrive社と①から書いているHondaJetホンダエアクラフト社です。両社のCEOはそれぞれ、トヨタ自動車本田技研工業の出身です。

(7:30PM+、以下コメント追記:月探査機SLIMを撮影したSORA-Qの開発者は渡辺公貴・同志社大学教授です。経歴は同志社大学機械工学科→タカラトミー→米国の玩具メーカーでした。2000年台に4G-LTEを開発して「LTEの父」と称される尾上誠蔵・国際電気通信連合の標準化に係る事務局長は京都大学大学院工学研究科修了→NTTドコモでした。私は医学、薬学、理工系、農学、それぞれの分野で「人財」はいると考えています。むしろ、政治家に本当に科学技術を理解していない傾向を危惧しています。「霞が関」のキャリア官僚は優秀であれば欧米の大学院に国費留学します。また、官民交流で40〜50歳での人事異動もあります。海外機関に数年、出向するキャリア官僚もいます。私は、大学の卒業証書だけあって、何の国家資格も取らない政治家は削減してはと思います。政治家を選ぶのはそれぞれの選挙区の選挙民です。明日は国公立大学の合格発表です。卒業証書だけの政治家はリスキリングが必要ですが、元々、「勉が苦」(勉強が苦手)で「弁楽(べんがく)」で口が立ち、「黒を白、白を黒」とすり替えるのが得意であれば、リスキリングは無理かもしれません。)

(9:30PM、以下コメント追記:SkyDrive社がトヨタ自動車系列であることは以前から知っていました。福澤知浩CEOは経営能力も高いように見受けられます。藤野道格前CEOは本田技研工業常務執行役員を最後に2022年に退職しました。ホンダエアクラフトのアドバイザーはされているようです。学科は違いますが東京大学工学部出身です。人脈が広いのでいい関係ができればと思います。)

 

 

 

空飛ぶクルマの部品市場が立ち上がりつつある。 矢野経済研究所(東京都中野区、水越孝社長)がまとめた国内市場調査によると、市場規模は2025年の45億6000万円から、30年には745億5600万円に大幅に拡大する見込みだ。(2023年10月)

 

トヨタ自動車本田技研工業の株価チャートです。

 

 

日本はベンチャー企業が育ちにくいとされますが、本田技研工業はかつでベンチャー企業でした。2輪から4輪は当時の経済産業省機械情報産業局自動車課との戦いでした。1992年12月に創業した、インターネットプロバイダの老舗のインターネットイニシアティブも当時の郵政省との戦いでした。

 

ホンダエアクラフトは黒字化する由。藤野道格CEOは誰も考えたことのない「エンジンを主翼の上にする」をひたすら追求して、継いだ山崎英人, 第2代社長兼CEOでついに黒字になりました\(^o^)/。従業員数は2千人超です。日本のトップ企業には「人財」を育むDNAがあります。

 

以下は再掲です。

「空飛ぶクルマ」は電動ヘリコプター?(3月8日) の派生ブログです。

 

空飛ぶクルマ」は離島への輸送手段のニーズはあるようです。先のブログではHondaJetについて書きました。航続距離と価格は

  • HondaJet:2,600 km、10億円
  • 空飛ぶクルマ:10 km、2億円(※)

(※ スカイドライブ社の SD-05の初期設定価格と航続距離。下記の記事にあるドイツの Volocoper社はの価格は3千万円台、35 km。「国産初」としても万博経費は湯水のように使うのでしょうか?)

 

HondaJetの競合他社は2社です。「空飛ぶクルマ」は>300社です。航続距離電気自動車並に400 kmの可能性はあるでしょうか?数十 km程度であれば、保守のための整備工場が数十kmごとに必要になります。

 

1970大阪万博では動く歩道自動改札機携帯電話、…が会場周辺や会場で展示されて、その後に普及しました。携帯電話は1990年代から光ファイバ網が全国に敷設されて、リチウムイオン電池の普及から2000年代以降に一般的になりました。1990年始めは 1㍑の牛乳パックの大きさでした。

 

私は「経済合理性」がなければ普及しないと考えています。大都市の超高層ビルの保守にも役に立ちそうに思いますが、「航空法」の問題があります。

(以下、略)