「空飛ぶクルマ」は必要か? ①(3月8日) の2回目は市場予想です。
空飛ぶクルマの部品市場が立ち上がりつつある。 矢野経済研究所(東京都中野区、水越孝社長)がまとめた国内市場調査によると、市場規模は2025年の45億6000万円から、30年には745億5600万円に大幅に拡大する見込みだ。(2023年10月)
下の画像は文藝春秋4月号に掲載されたノンフィクション作家の山根一眞氏の執筆からです。打ち上げロケットの市場は確立した市場です。これに対して空飛ぶクルマの市場は「たられば」が多いように思います(要確認)。
以下は再掲です。
「空飛ぶクルマ」は電動ヘリコプター?(3月8日) の派生ブログです。
「空飛ぶクルマ」は離島への輸送手段のニーズはあるようです。先のブログではHondaJetについて書きました。航続距離と価格は
- HondaJet:2,600 km、10億円
- 空飛ぶクルマ:10 km、2億円(※)
(※ スカイドライブ社の SD-05の初期設定価格と航続距離。下記の記事にあるドイツの Volocoper社はの価格は3千万円台、35 km。「国産初」としても万博経費は湯水のように使うのでしょうか?)
HondaJetの競合他社は2社です。「空飛ぶクルマ」は>300社です。航続距離は電気自動車並に400 kmの可能性はあるでしょうか?数十 km程度であれば、保守のための整備工場が数十kmごとに必要になります。
1970大阪万博では動く歩道、自動改札機、携帯電話、…が会場周辺や会場で展示されて、その後に普及しました。携帯電話は1990年代から光ファイバ網が全国に敷設されて、リチウムイオン電池の普及から2000年代以降に一般的になりました。1990年始めは 1㍑の牛乳パックの大きさでした。
私は「経済合理性」がなければ普及しないと考えています。大都市の超高層ビルの保守にも役に立ちそうに思いますが、「航空法」の問題があります。
(以下、略)