欧米(米国、英国、ドイツ、フランス等)では電波を周波数、地域別でオークションしています。
表記のプラチナバンドの周波数は700〜900 MHzで、これまではNTT、KDDIとソフトバンクが利用しています。10月1日の改正電気通信事業法の施行前で、プラチナバンドの再割当てを巡ってタスクフォースが今日、開催されています。
技術的な課題を現在、フォロー中です。NTT、KDDIとソフトバンクに割当てられています。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835368.pdf
私には、フィルタ、レピータの設置に年月を要するという主張は妥当なように見えます。基地局の通信設備の減価償却期間も考慮する必要があります。楽天モバイルが主張するように全国的に一斉に作業要員を確保して毎日、作業すれば1年程度で可能なのかもしれません。ただし、楽天モバイルは基地局の建設を始めて3年になりますが、完了していません。10月1日の結論としては、3〜5年の猶予で楽天モバイルに再割当てすることが限界のように思います。2018年4月にNTT、KDDI、ソフトバンクと楽天モバイルに電波(1.7 GHz帯)を割当てた時に、プラチナバンドの再割当てを議論しなかったのは総務省の手落ちだと考えています。何よりも、当初は楽天モバイルはプラチナバンドの必要性をアピールしていませんでした。
Amazon で買った「官邸vs携帯大手…」(堀越功、2020年10月12日発行、日経BP社出版、216頁)を読みながら考えています。
堀越功氏は日経クロステック先端技術副編集長です。楽天の三木谷社長が携帯キャリア参入を表明した2017年12月14日から菅義偉官房長官が内閣総理大臣に就任する2020年9月16日までの千日をまとめています。
再び・楽天(4755)株の上値は680円以下?(9月1日) から抄録
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8月下旬からいくつかニュースがありましたが、肝心の8月末の契約件数が分かりません。プラチナバンドの再配分があるのかどうかは分かりません。フランスのように設備の共用が可能なら重複投資にはなりません。本四架橋は明石海峡大橋のある兵庫県と徳島県、鉄道と道路のある岡山県と香川県、しまなみ海道の広島県と愛媛県の3ルートがあります。経済効果はどうだったのでしょう?