『再・”数十年に一度”は想定外か?』のタイトルでブログを始めました。

再・”数十年に一度”は想定外か?①台風15号(9月14

 

 

前回は9日午前5時頃、千葉市に上陸した台風15号による被害について書き始めました。千葉県南部は特に被害が多かったようです。住宅だけでなく、送電塔が倒れたり、市原市の山倉ダム湖の太陽光パネルがショートして燃えたりで、インフラの被害がありました。昨日の時点で、約17万戸が停電中です。大規模災害は、毎年、起きています。その割には、経験知が共有されていません。

 

過去を振り返ると2010年以降でも、東日本大震災(2011.3.11)、熊本地震(2016.4.14と4.16)、北海道胆振東部地震(2018.9.6)以外にも大きな地震が発生しました。昨年7月は西日本豪雨(平成30年7月豪雨)がありました。これ以外にも、2016年10月12日に新座市の地下送電ケーブル火災で大規模な停電がありました。

米国のFEMA緊急事態管理庁のような組織が日本に必要です。今朝の日経新聞の1面トップに関連する記事の掲載がありました。

 

超高層ビル東京、特に中心3区(千代田区、中央区、港区)と新宿区、渋谷区に集中しています。ググると、港区の地上高50㍍超のビルを縦に積み重ねると、総延長は世界トップ3には入るようです(要確認)。消防法では高層建築物の定義は「高さ31㍍を超える建築物」ですが、地上高150㍍超、200㍍超が東京には溢れています。それぞれの建物は管理されていますが、果たして、東京消防庁、政府の消防庁がどこまで把握できているか疑念があります。個々の建築物で緊急連絡網が整備されていたとしても、一斉にエレベータが使え無くなれば対応困難でしょう(要確認)。

 

現在は、個々にデータはあるが、それを連携させてビッグデータとする仕組みが無いように思われます(要確認)。中央省庁は「縦割り」なので、首相官邸、内閣府に権限を集中しましたが、お馬鹿さんばかりの特命担当大臣と各省庁からの「寄せ集め」(失礼m(__)m)の官僚では、束ねることはできません。政治家も事務系のキャリア官僚も殆どは IT の知識に疎いので、言っていることが「意味ワカメ」ですし、聞く側も何をすればいいのかが分からないのでしょう(要確認)。「アレ」を「こうしろ」と言われても忖度するしかありません。

 

(あと書き)

昨年、25回シリーズで、”数十年に一度”は想定外か?のタイトルで書きました。

”数十年に一度”は想定外か?㉕再び閣僚の資質(7月

 

私は研究者/エンジニアの元国家公務員です。行政に携わるキャリア官僚は事務系であっても、技術系であっても、新政策の立案には熱心ですが、「産んだ子の面倒は見ない」のか、進行中のプロジェクトには冷淡です(というのが私の印象です)。

(一例)2016年11月のブログです。

お役所のルール:「原課(げんか)」(11月13日)

 

(参考ブログ)

災害廃棄物の処理(9月13日)