昨年、25回シリーズで、”数十年に一度”は想定外か?のタイトルで書きました。

”数十年に一度”は想定外か?㉕再び閣僚の資質(7月

 

9日午前5時頃、千葉市に上陸した台風15号千葉県他に甚大な被害を齎(もたら)しました。まだ、全貌が明らかではありません。

 

私は、9日2PM伊丹空港発の飛行機で羽田空港経由で東京に行きました。事前に欠航しないことは確認していましたが、前後の数便は機材繰りで欠航になりました。成田空港は9日は「陸の孤島」となりました。

 

昨日、13日昼の情報番組では、千葉県鋸南町(ぎょなんまち、人口7445人/3649世帯、高齢化率 43.6%(県内2位))について、JNN記者によれば、『台風15号の被害にあった地域をまわってきたが、鋸南町が一番被害が大きいのでは…』という画面がありました。映像では倒木、倒れた電柱から電線が垂れ下がっている光景、屋根、窓が吹き飛ばされた家屋などがありました。また、何人かは熱中症で亡くなられました。

 

13日午後3時時点で、停電軒数は約18.7万軒です(12日午後10時時点で約26万戸)。千葉県南部では復旧に2週間かかる4市町があります。

 

私の場合、伊丹空港での出発が半時間、羽田空港到着後も到着予定ゲートがふさがっていて半時間、東京モノレールは信号機故障で大井競馬場付近で停止し、あわせて予定より2時間遅れで宿泊先のビジネスホテルに check-in しました。翌、10日は快晴で、新橋から虎ノ門へ延びる道路の向こうに霞が関ビルが見えました。つくば国際会議場に行く用事でしたが、つくばエキスプレスは定常通りの運行でした。茨城県千葉県の北に隣接していますが、普段と変わらないようでした。

 

「有備無憂」は使い古された四字熟語です。しかし、経験のしたことのない災害には備えようがありません。千葉県は「災害時マニュアル」はありましたが、災害のあった市町村に国の職員は泊まり込みだったようですが、県の職員は市町村に張り付かなかったようです(要確認)。市町村の職員は自分も被災者です。不眠不休では体がもちません。一番、大事なのは粗々でも計画を作ることです。その計画に基づいて、仕事をどんどん、他に振ることです。よく、中央省庁は『下から情報が挙がってこない』と物申しますが、情報は自分の足で取ってくるものです。人を呼びつけたがる政治家、キャリア官僚も多いです。

 

(参考ブログ)

災害廃棄物の処理(9月13日)