新興株は殆ど売買していませんが、話題のメルカリについて書き始めています。メルカリについて(8月10日) が初回でした。

 

"メルカリを他社と比べる"のタイトルでは、「他消費財小売り」の業種で時価総額の大きい、①ニトリHD(ニトリ、9843)、②楽天(4755)、③良品計画(7453)、④ドンキホーテHD(ドンキホーテ、7532)の4社と比較してきました。

メルカリを他社と比べる⑦(8月19日)

 

メルカリを他社と比べる⑬(10月27日) から再開しましたが、企業業績の評価は難しいです。前回は、『"mercari" + "US " + "reputation" でググると、沢山出てきますが、客観的な評価は難しいです。買い手側、売り手側双方のクレームもあります。また、letgo、OfferUP、eBay 以外にも沢山のサイトの紹介もありました。』と書きました。メルカリは、フリマアプリを使ったC2Cマーケットプレイスを作るということで、業態としてはIT企業というよりは、現時点では、「他消費財小売り」または「他個人サービス・製品」の範疇に近いように思います。また、私はパッシブ(悲観的)な評価をしています。

 

前回に続いて、経営指標の分析をしました。今回は、PER信用倍率などを追加しました。

 

 

決算短信ほかから数字をピックアップしています。上表の欄外にあるように、ニトリ良品計画の2QのPERは純利益を単純に2倍して計算しました。楽天メルカリは今期予想を未開示です。 ニトリ良品計画メルカリは10月26日に年初来安値を更新しました。

 

(あと書き)

メルカリの株価は海外事業、特に米国事業次第でしょう。ただ、信用倍率が高く、信用買残が >300万株あるので、しばらくは年初来安値の更新が続くと見ています。

 

それにしても、証券会社や機関投資家のアナリストであれば、米国事業の予想はついていたと思います。自分で米国サイトを調べなくても、外資系のコンサル会社に依頼すれば、すぐに分かります。素人投資家ですが、一時、CYBERDYNE(7779、信用倍率 > 14,000倍)、そーせいグループ(4565、同 27,500倍)株を保有していて、プラスで売り抜けました。いくら新興企業であっても、赤字続きでは買えません。英語も分からない、企業分析もできない素人ばかりなのでしょうか?

 

(5:30PM、追記)

最近、東証1部上場の老舗企業で不祥事が相次いでいます。マザーズのStartups を評価するのはなおさらです。CYBERDYNEは2年位保有していましたが、黒字転換の目途が見えないので売却しました。そーせいグループはリバ狙いだったので1日で売りました。

 

さて、フリマアプリを評価したサイトがあり、letgo、OfferUp、eBayほか数十件が比較されています。どのアプリ、運営会社でもトラブルはあるようです。米国で発展するかどうかは、米国人の評価次第です。私の感覚だと、百貨店、外食チェーンなどの小売業では月次業績を発表しています。例えば、百貨店で9月の売上が10月半ばには発表されています。メルカリは、もう少し情報開示に積極的であればと思います。