六甲おろし | 河内マサヤンのブログ

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私が作成した創作花札を掲載しています。創作花札とは花札の形を借りた「書」「イラスト」「言葉遊び」が三位一体となった作品です。

 

「六甲よろし」とくれば次はコチラですね(やっぱり来たか…笑)。
「六甲おろし」は主に冬、六甲山系から吹き降りる北風になります。「阪神タイガースの歌」は通称「六甲おろし」と言われますが、この風がバッターからみると追い風になるのです。ただし「六甲おろし」が吹くのは主に冬、野球シーズン甲子園に吹き荒れているのは実は「浜風」なのです。大阪湾からの「浜風」は球場ではライトからレフトの方向に吹き、ライト方面への打球が押し戻されたり、逆にレフト方面への打球が思った以上に伸びたりして、目測が取りにくくなります。特に夏場は強く吹くので高校野球選手権では「思わぬ落球」や「奇跡のバックホーム」など多くのドラマを生んできました。
ちなみに「六甲おろし」は「灘の銘酒」にも一役買ったようですね。六甲からの寒風が「寒造り」に最適な低温環境を作り出すようです。
札には「竹と虎」を描いています。