以下ご存じ価格コムでのレビューの転載です(もちろん著者は私・原文から追記、修正しています)

富士フィルムX100





アジアの街並/中国古鎮・日本昔町─川野明正の研究室



【購入動機】

民俗を記録する道具として買いました。祭祀活動や儀礼行為を撮る際、や35㎜で自然に撮って、レンズがかりかりにシャープでなくて、適度に柔らかさがあれば、数十年後に写真を見た人たちにも時間の経過が自然に伝わるのではないかというのが狙いです。

【デザイン】
手になじみます。唯一グリップのような前面の膨らみは必要であったかどうか疑問です。しかしどこからみても写真機です。

【画質】
思った通り、レンズは気持ちのいいボケ味と堅くなりすぎない調子で、単焦点レンズと専用ボディーの組み合わせは最適化されていていい描写です。またフジの絵造りは、白黒でもカラーでも人物を撮る際の色味や、情景の陰翳などの表現の術を心得ていて、感光材料メーカーのデジカメは、存在意義があることを再認識しました。

アジアの街並/中国古鎮・日本昔町─川野明正の研究室

昼間なのに被写界深度が極端に浅いという開放絞りの、今流行のイケナイ写真です。かならずしもお薦めしませんが、こういう撮り方に向いたカメラです(NDフィルター内蔵のため)。



(その他光学ファインダーはホコリが侵入しやすいようです)。
レンズシャッターが、驚異的な手ぶれのしにくさです。改めてその価値を見直しました。しかしレンズシャッターの弱点である耐久性では、定期的なメンテナンスが恐らく必要となるのではないかと思います。



【操作性】
露出計持ち歩きですので、シャッターダイヤルと絞り輪を備えているということだけでも、非常に使いやすく合理的です。絞り輪は回しにくいこともありますが、収納などの利点を考えると納得します。Afポイント移動が片手で移動出来ないことが一つ気がかりですね。また、ボタンはたいへん押しにくいですが、この点は後続の機種では改善されています。操作性ではこなれていない部分も多いですが、基本のダイヤルの使いやすさがその欠点を補って余りあります。

アジアの街並/中国古鎮・日本昔町─川野明正の研究室

MACROモード搭載のため、マクロ写真に向きますが、開放で撮るとご覧のとうりソフトレンズで撮ったのと同様の柔らかい写真になります。きちんと絞ればシャープになりますので、心配無用です。


【バッテリー】
間違えてリコーGXR用のものを入れてしまうことがありますが、逆に言うとGXRのMマウントユニットと共用して一回の撮影に相補して両機を使うことが可能です。超広角と望遠はGXRに任せたりということをする場合もあります。バッテリーの持ちはまあまあです。よいとはいえないですが。

【携帯性】
速写ケースにいれると通勤カバンでも安心して運べるという点で、可搬性における安全性に優れています。

【機能性】
光学ファインダーで、見渡しがいいのが気に入っています。EVFも悪くないです。ただし光学ファインダーの枠が糸巻き形の歪曲があるのは何故でしょうか


【液晶】
ふつうだと思います。少し小さい気もします。ただ、液晶は普段は液晶シェードで隠して使っていませんので、あまり言うべきことがありません。

【ホールド感】
手になじみます。金属感覚のひやりとしたところも好きです。そして皮ケースをつけるともっと手になじみます。

【総評】
レンズ交換の融通という点から、X-pro1をふだんメイン機に使っています。その一方でかゆいところに手が届く、日常持ち歩くカメラとしてこのカメラを買いましたが、なにしろレンズの描写(フードを外してハロっぽさを出したり、その逆の対応をしたり)とみずみずしい絵が好きです。数十年後見る写真を目的で撮るというためのカメラとしては、最適だと思います。家族写真はこのカメラで撮るつもりです。あまりに写真機らしい形ですので、家族の記念など、少し改まったハレの日に使うカメラというイメージさえあります。しかし本質的には気さくなカメラです。

さて、ソニーのRX1というフルサイズコンパクトカメラが出ましたので、そろそろ後継機も出るはずのX100は、今後も継続してシリーズ化して欲しいと思います。センサーはモアレの少ないX-pro1と同じ物になってもいいかも知れません。ソニーのフルサイズコンパクトカメラの衝撃的なデビューは、X100後継機の立ち位置にも少なからぬ影響を与えるでしょう(いいか悪いか分かりませんが、フルサイズ化などの対処があるのでしょうか)。容易には答えは見つかりませんが、Xシリーズの原点であるX100、今後も継続して欲しいと思います。

リコーGXRはどうなるのか?


リコーGXRは、ユニット交換式のカメラで、その発想は斬新なものでした。しかし、最新のユニットA16 24-85㎜F3.5-F5.5ズームレンズユニットは、すでに4万半(2012年12月現在)で安くなり、ちょっと心配です。

じつはユニットカメラは、今後遠隔操作ユニットとか、プロジェクターユニットとか、交換レンズユニット以外のユニットが出てきてこそ、面白いシステムになるのではないかと期待されるところです。

そのようなことで、ちょうど発売後3年経つこの時期、差し当たりこのユニットカメラについて、一通り総括してみます。

アジアの街並/中国古鎮・日本昔町─川野明正の研究室

RICOH GXR MOUNT A12+ COSHINA

COLOR SKOPAR 21mmF4




1.ユニットの種類
交換レンズ(とMマウントユニット)のユニットしかないが、APS-Cサイズのユニットでは、GR LENS A12 50mmF2.5 MACROとA12 28㎜F2.5 、A16 24-85㎜F3.5-F5.5、A12 Mマウントユニットのみで、交換レンズとしても数が少なすぎる嫌いがあります。
どうもリコーとペンタックスが合わさってから、GXRの展開が遅くなっている嫌いも感じます。


2.ボディーの更新
そろそろボディーやその他のアクセサリーが更新されていいと思います。たとえば外付けEVFですが、90万画素なので、マニュアルのピント合わせでは拡大表示に頼ることがほとんどです。現在は200万画素を超えるEVFが主流なので、これをバージョンアップしてもらえれば、Mマウントユニットなどももっと使いやすくなります。
また、ボディーも防塵防滴対策など必要です。ボディーとユニット間の防塵防滴性も確保してくれればいうことないです。困難な課題かもしれませんが、真のフィールドカメラとなるためには必要な改良と思います。


3.ユニットの更新
発売から年月が経ち、2009年末発売ですからもう3年立ちます。当時は12万画素でも良かったですが、撮像素子は16万画素から24万画素くらいが今日のデジタルカメラの主流ですので、A12ユニットはA16ユニットにバージョンアップしてもよい頃と思います。しかし撮像素子はユニットに封入されているので、却って更新が素早く出来ない、ユーザーもユニット毎に更新を余儀なくされるという問題があります。


4.撮像素子封入のメリット・デメリット
撮像素子封入のメリットは、レンズの設計がユニットごとに最適化されている点で、GRレンズ搭載のユニットは素晴らしい性能と描写を誇ります(どうもこのGRレンズのブランド価値がなかなか世間に浸透していないのではと思います)。
しかしここでデメリットも出てきます。というのは、ユニット内部で発生するダストや、レンズの鏡胴などから入る外部のダストに対しては、むしろ密閉構造のために、いったん撮像素子にダストが付くと、ユーザーでは除去できず、サービスセンター送りになるという困った事態になります。
撮像素子封入が、むしろデメリットとなる場合があり、フィールドカメラとして使う場合の問題となります。その点ではMマウントユニットのように、レンズとユニットが分離できる構造の方が、融通が利くのです。
 
5.ユニットの防塵防滴化の必要
このデメリットの対策というのは、ユニットの防塵防滴化と内部ダスト対策をする必要があると思います。将来のGXRの展開には、この点の対策が欠かせないと思います。この対策がなされれば、野外でもどんな環境でも使用レンズを交換できる強靱なカメラシステムになります。本来GXRの目指す志は、この点にもあるはずなので、この対策は非常に重要な意味をもつばずです。


6.他のマウントユニットの必要
現状交換レンズを十二分に使うとすると、Mマウントユニットに、必要な交換レンズを装着するしかないGXRです。私は望遠レンズと超広角レンズは、Mマウントユニットに装着しています。従って、Mマウントユニットは二つ必要です。Kマウントもマウントアダプターをかませて装着できますが、Kマウントユニットだけは発売してもらって、ペンタックスのシステムと協働できれば言うことはないのです。AFや絞りの制御が可能なKマウントユニットが出れば、従来のリコーカメラユーザーにも、ペンタックスと合わさったペンタックスリコーのメリットが享受できるというものです。

あとはペンタックスの方でも、Q10とかK01とか、外付けEVFがありませんので、GXRではもっているEVFも共通して使えるようにすると利便性が向上すると思います。

GXRのシステムを生かす展開となると、まずはこの辺りのユニットが出てくれば結構活用の幅が広がると思います。また、せめてプロジェクターユニットとか、レンズ以外のユニットも出して欲しいです。

デジタルカメラでのライカマウント機種、だいぶ増えてきましたね。各機種のメリット・デメリットを考えてみました。
以下簡潔にメリット・デメリットを私なりに感じた程度でメモしてみました。

以下の機種は、公式にアダプターやマウントがMマウントの構造をしているものに限ります(下記以外にパナソニックに公式なMマウントアダプターが出ています。マイクロフォーサーズサイズですが)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ライカM9・ライカM・ライカME(後二機は所有していません)
(メリット)
・フルサイズなのでレンズの全画角が使える(最大のメリット)。
・ローパスレス(←建物撮りには逆にモアレでデメリットです)
・対応レンズが多い。
・カメラ側での補正可能。
(デメリット)
・広角レンズによっては色かぶりがある。
・値段が高額である。
でもフルサイズがストレスが少ないことは間違いないので、月賦で買っても満足度は高いかもしれません(←これらの機種は、一番不満が少ない可能性がある機種なので、月賦を組んでも買う価値はあるとは思います)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ライカM8
(メリット)
APS-Hサイズなので、APS-Cサイズより広い範囲が写る。画角はフルサイズの画角から1.3倍掛けた画角しか写らないですが・・。
オールドレンズでの周辺画質の低下部分を、カットするつもりなら意外なメリットです。
ローパスレス
中古で20万円前後なので、ある程度値段がこなれてきました。
(デメリット)
赤外線フィルターが薄いので、色かぶり問題の処置が大変(たとえば補正フィルターなしだと、新緑の5月に木々を撮ると、とても枯れた色合いで写ります←フィルターなしでも。モノクロ専用機としてなら十分使えます)。

エプソンR-D1X
(メリット)
・使って問題のないレンズが多い(色味もコックリとして独特で個人的には好きです)。
・レンジファインダー機なので、広角・超広角でピントが正確に決められます。
・新品でも現在半額程度の十ウン万円で購入できます。
・ローパス極薄。
(デメリット)
・APS-Cサイズなので、画角が1.5倍になる。
・センサーが600万画素で画素補完処理して1230万画素程度の画質(A3までは個人的には許容範囲です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リコーGXR A12Mマウントユニット
(メリット)
・スーパーアンギュロン21㎜とか、コシナ15㎜とか、ロシアのジュピター12とか、他の機種で色かぶりや、フランジバックで対応出来ないレンズも使えることが多く。対応レンズの多さではトップクラスです。
・色収差・歪曲収差など様々な補正が可能。
・ローパスレス
・値段が比較的安い。7万円前後でしょうか。
・とてもきれいに写ります(←これを書くと他の機種には失礼ですね)。
(デメリット)
・APS-Cサイズなので、全画角では写らない。
・EVFでピント合わせするので、多くの場合拡大してからピントを合わせます。広角・超広角ではピント合わせが正確にはしづらい場合があります。
・きれいすぎて意外な感じもします(本来はメリット)。
・・・・・・・・・・・・・・・

富士X-E1
(メリット)
・専用のマウントアダプターがあり、レンズの補正可。使えないレンズも社外品のアダプターで使える場合が多い。
・EVFの性能が多く、拡大しないでもピント合わせが出来る場合が多い。
・超広角レンズでも比較的色かぶりしない場合が多い、周辺の流れも少ないものが多い(レンズによりけりですが・・・)。
・これらの機種のなかで、唯一ダストリダクションがあり、野外でのレンズ交換の手間が比較的少ない(個人的には結構大事な要素です)。
・ローパスレス(センサーの独自配列で建物撮りにもモアレが少ない←出ますけれども)
・比較的安価か。ボディー10万+アダプター2.5万
(デメリット)
・APS-Cサイズである。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その他、
奥の手という意味では、フイルムレンジファインダーカメラを使うという手もあります。コシナのベッサとか、ツアイスイコンとか、ライカの中古とかです。フイルムはフイルムの良さがありますから、これもお薦めです。なお、ソニーのNEXが書いていませんが、広角・超広角側で色かぶりが出ることが、当初のNEX5ではよくありました。今はどうなっているか分かりません。


追記─その後価格コムX-E1の掲示版で、NEX5Rは広角側の色かぶりが少ないとの御教示がありました。しかしNEX7や6ではまた事情も異なるそうです。

HP

印海寺『印海街志』

http://inhexis.blogspot.com/

湖口郷公所HP『湖口郷公所全球資訊網』http://www.hukou.gov.tw/hukou/index.jsp

桃園県大渓鎮歴史街坊再造協会『逗陣遊大渓大渓観光導覧網』http://www.tahsioldst.org.tw/Tourism/OldStreet/page-hp.htm

『旧街風情』

http://www.wretch.cc/blog/apexcheng/34737293

『上坪老街風華再現』http://people.chu.edu.tw/~b9017005/new_page_10.htm

HSU(著者) HPHsu的部落格』「城里雑記─88. 卓蘭的老樹 () 老榕樹 & 街区閑http://tw.myblog.yahoo.com/hsu-042/article?mid=10896


卓蘭鎮公所(HP)

http://www.miaoli.gov.tw/jhuolan_township/normalSingle.php?forewordTypeID=0&frontTitleMenuID=2050

洸州(総編纂)2005北埔志』北埔: 北埔郷公所

連森裕2009「竹南地理環境与人文発展」竹南:竹南鎮寺廟文化解説員培訓練課程講義資料

日創文化事業公司2010『斑行脚─観音郷古蹟・歴史建築及聚落』台北:行政院客家委員会 

桃園県大渓鎮歴史街坊再造協会編輯小組()2004『大渓文化導覧』桃園県大渓鎮歴史街坊再造協会

謝公倉(総編纂)1986『観音郷志』観音:桃園県観音郷公所

謝水森2001「北門街的路標─周益記大」『新竹文献雑誌』第十九期

楊景淋(主修)1982『竹南鎮志』竹南:竹南鎮公所

楊梅鎮志編纂小組(編纂)2009『楊梅鎮志』楊梅:楊梅鎮公所

苑裡鎮志編纂委員会(編纂)2002『苑裡鎮志』苑裡:苑裡鎮公所

呉振漢(総編纂)2005a『大溪鎮志・地理篇』大渓鎮公所

呉振漢(総編纂)2005b『大溪鎮志・歴史篇』大渓鎮公所

張徳南()20071998の改訂版]『北門大街』新竹:新竹市政府

曾煥鵬()2008『北埔老聚落導覽手冊』新竹:新竹県文化局

中華綜合発展研究院應用史學研究所(編纂)後龍:『後龍鎮志』苗栗縣後龍鎮公所

地図集(邦文ローマ字表記と音表記のアルファベット順)

大日本帝国陸地測量部(調製) 1999『台湾地形図』遠流出版事業 

台湾総督府臨時台湾土地調査局(調製)1996『台湾堡図』遠流出版事業

1992『中国商工地図集成』柏書房

黄武達()2006『日治時期台湾都市発展地図集』南天書局

李欽賢(著)2005『台湾的古地図日治時期』遠足文化事業

荘永明(編撰)『台湾鳥瞰図─1930年代台湾地誌絵集』遠流出版事業