先月、というか先週ですが「こんなグラフ見つけた」で、ドル建て日経平均の推移のグラフを見つけて、

海外から見ると、日本株ってたいしたことないのでは?

と書いたのですが、昨日のニュースでこんな記事を見つけました。出所はみんかぶで、「来週の株式相場に向けて=「米金利ショック」の行方探る、一部グロース株に物色機運」という記事です。こんな風に書いてありました。

「日本株をドル建てベースでみた場合、円安進行で下げがきつくなっている。海外投資家はバリュー株を中心に利益確定売りを出しているのではないか」(アナリスト)との見方が浮上している。

海外では、やっぱりドル建てでに日本株を見ているのか。日本人がアメリカの株式や債券等々をドル建てで見ているのとは違う感覚なのかな。まぁ、アメリカ人の中にはドル以外の通貨の存在を信じない人までいますから....、「ジャパンはテキサスにあるんだろ」と堂々と言っていたりしますし。そういえば、30年くらい前に、アメリカの大学に留学した友人が、日本からPCを持って行って日本語入力をしていたら、「おまえのPCはどうなっているんだ」と驚かれたらしい。大学に行く程度のアメリカ人なので、さすがに日本という国や日本語の存在は知っていたのでしょうけど、でもPCは英語オンリーという発想だったみたいです。まぁ、その友人はその友人で、そのPCにアメリカで買ったプリンタをつないで「プリントアウトができん」としつこくメールを送ってきていましたけど(プリンタ側に日本語フォントが入っていなかったので、当時としては当然なのですが)....しかも英語で....、日本のPCは98全盛期でメールがtelnetだった頃の話です。

話を戻して、ここ数ヶ月、日本では「日本株が好調だ」とか「日本経済復活」とやたらと強調していましたが、海外ではそこまで好調とは思われていない、せいぜいが海外市場のひとつとしてしか見られていないのではないでしょうかね。「増税メガネ」の投資の特区とかも、海外からはせいぜいがそんな感じで見られていて、カモにされるだけなのでは....。にもかかわらず、昨日のニュースで海外ファンドに囲まれてご満悦の「増税メガネ」を見ていると、なんか哀れです。まぁ、海外ファンドにつけ込まれるとすれば、今まで碌なことやってこなかった日本の金融業界にも責任はあるのでしょうけど....、意図的にリスクを明示せずに仕組債を売りまくったり、手数料目当てでまともな運用をしないファンドラップを売りまくったり、酷いのになると組織的な詐欺行為のスルガ銀行とか。ハゲタカの方がマシに見えたりして。

いずれにせよ、ドル建て日経平均もチェックした方が良いかも....、データを打ち込んで分析するほどではないけど、適当に見るくらいでしょうか。
 
※10月の投稿数のガサ増やしで、別立てにしました。それにしても、脱線が酷いな、と読み返して気づきます。