昔取った杵塚なのか、グラフを見つけると専門外とか基礎知識がほとんどない状態であっても、「コレは何を意味しているのか」とあれこれ考えつつ、まじまじと見てしまいます(実のところ、地味な統計作業の現実逃避)。コレです。

ドル建て日経平均のグラフです。スクショは2年のスパンですけど、1ヶ月とか3ヶ月とか5年とか数種類のグラフがありました。なぜか1年のグラフがないのですが....。この間の値動きの変化を考えると、6ヶ月とか年初来のグラフも欲しいところです。

で、円建てとドル日経で、ずいぶん様相が異なります。21年10月頃を基準に騰落をパーセントで示しているのですが(この時期の株価ってどうだったんだ?)、円建て(薄い赤線)だとプラス、ドル日経(濃い赤線)だとマイナスという状況となっています。口座を開いた去年の10月始めにカーソルを合わせて(というか、去年10月がここ最近の安値だろうしほぼ1年でキリがよい)動きを見ても、ドル建ての上昇幅はそこまで大きくないということになります。為替の影響と言えばそれまでなのですが、

このグラフ、ドルユーザーの外国人から見た日本の株価の推移を示している?

とも思えます。どうなんでしょうかね? 専門外なので詳しくはわからないです。どこかにコレについて書かれている教科書とかあるでしょうか?

で、ついでなので、ダウの推移とドル建て日経平均のグラフを並べてみました。薄い青線がダウになります。こちらも2年スパンです。基準点の位置でグラフの見え方が変わるので、やっぱり1年か年初来のグラフが欲しいですね。で、今年の6月ぐらいからよく日経とダウの推移のグラフが出てきて、「ダウより日経の方が上げ幅が大きい」などと解説されているのですが(まぁ、ナスダックの方が日経より上げ幅が大きいのですが)、ドル建てで見ると、

海外から見ると、日本株ってたいしたことないのでは?

ということになっているのかしれません。2年スパンだと、ダウの下にドル日経がきます。荒っぽい方法ですが、去年の10月にカーソルを合わせて大まかに1年の推移を見てみると

 

  1年前 今年
円建日経 -10% 10% +20
ダウ -15% 0% +15
ドル日経 -30% -15% +15


という感じでしょうか(2年のグラフから適当に割り出しているので、ちゃんと計算すると違う結果なのかもしれませんが....)。1年だと円建ては20ポイントですが、ダウとドル日経は15ポイントの上昇で、ほぼ同じ動きということになります。この間、ナスダックが大きく上げていて、SP500がダウとナスの間くらいだとされていることを考えると、海外から見るとダウ同様に日経はさほど上がっていない、ということになるのかも。「日本株が強い」と思っているのは日本人だけだったりして.....、本当にそうなら笑えない状況です。

さてさて、実際のところはどうなのか、こういう解釈でよいのかどうかは、専門外なのでよくわかりません。いや、本当に、この辺の解説とかどこかに落ちていないものかな?