こんにちは!
今日は、よくあるお悩み相談について、お届けします
計算練習が難しくなってきた
「計算練習、学年が上がって難しくなってきた」
「そのせいか、計算ミスが減らない」
「時間もかかってるし、もっと基礎からやり直すべき?」
今まではさほど時間もかからずにいたし、計算ミスをしてもすぐに気づけたけれど
受検生になり、塾の計算練習問題も難しくなってきた
桁数も多いし、ひっ算も増えるし、計算ミスもどこでしたのか気づけないし
がんばって取り組んではいるけど、
「めんどくさい!やりたくない
!!」
と思っているのがすごく伝わってくる
かといって、確実に計算できる力は必要だし、やらせたいけど…
もしかして、今の問題集が難しすぎる
もっと簡単な問題から鍛えなおすべきなの
どうすればいいのでしょうか
🌸面倒に拍車がかかる🌸
なるほど…これは受検学年によくあるお悩みですね
今までは「楽勝~」だったはずの一行計算問題で時間がかかったり、計算ミスが増えると、とたんにやる気がなくなりますよね
今回はそんな計算問題のやる気ダウンの原因と対策についてお伝えしますね
難易度というより、煩雑さがアップ
受検学年になると、準備体操のような一行計算集の難易度が上がってくるというよりは、煩雑さが上がってきます
そうなると、解くのも、ひっ算するのも、そもそも取り組むことすら面倒くさいと思ってしまいがち
(私は中学受験生のころまさにそう思っていて、答えを写してすぐばれて怒られるタイプでした)
楽しくなくて作業になってしまう子の方が多いので、答えを写したりせずちゃんと取り組んでいるならば、その時点で、すごいえらい
まずはその点をしっかり褒めてあげてくださいね
簡単すぎも難しすぎもNG
さてここで、
「難しくなってきた今の問題集を続けるか」
「基礎固めに戻るか」
ですが、ひとまず、現在の問題集が少し難しいなと感じる場合でも、そのまま続けることをおすすめします
というのも、
「いつでも余裕で満点」
だと、レベルアップせず、やる意味がないからです
「毎回何かしら間違えるところがあるな」
と言うくらいで、実はちょうどいいんです
そこで間違えた問題を解き直し、なぜ間違えたのかを明確にすることが大切です
これを繰り返すことで、自分の弱点やミスの癖を見つけることができ、計算力を鍛えていくことができます
ただし、お子さんの様子を見ていて、
- 明らかに手が付けられていない問題が多い
- 問題を解くのに極端に時間がかかっている
という場合は、基礎に戻って計算の基本をしっかりと身につける方がいいですよ
「基礎固めなんて…」
とお子さんの気が進まない場合は、
「これは今のあなたにはちょっと簡単かもしれないけど、その分時間を〇分以内でできるかやってみようよ」
と、時間の負荷をかけてチャレンジ!がおススメです
小さなご褒美を設定する
「計算練習は単調だし、面倒だな~」
と思う子が多いかと思います
やる気に左右されないように、習慣化することはもちろん大事ですが、やっぱり小さなご褒美があればうれしいもの
気が進まないものほど、
「全問正解や一定期間全問正解が続いたらこれをする」
など、目標を設定すると良いですよ
以前、やる気アップのコツについての記事を書きましたので、良ければそちらも参考にしてみてくださいね
↓↓やる気アップのコツについての記事はコチラ↓↓
計算ミスを防ぐ4つのコツ
問題の難易度が上がったとしても、計算ミスを防ぐ基本は変わりません
「それくらいわかってるよ~」
と思っているときほどうっかりミスをしてしまうもの
今回は、計算ミスを防ぐコツを4つ紹介しますので、できているか今一度確認してみてくださいね
①目に見える形での確認
たとえば、
「÷2/3は×3/2にする」
など、つい忘れがちなルールをホワイトボードや紙に書いて、よく見える場所に貼っておくと、いつでも確認でき、ミスを減らす手助けになります
計算の工夫やルールは、その子によって定着しにくいものがあるかと思うので、よくやってしまうミスを書いて貼っておくようにしましょう
② 約分は小さな数字から
計算が煩雑になればなるほど大事になってくる、割り算は分数にするという考え方。
分数の約分は、小さな数字で割ることで簡単にできます
たとえば、45/225の場合、まず3で割ると15/75、さらに3で割ると5/25、最終的に5で割って1/5となりますね
慣れていないのにいきなり大きい数で割って一発で答えを出そうとするよりも、小さな数字で順に割ることで、計算ミスを防ぎやすくなりますよ
③検算の習慣をつける
計算ミスを防ぐために、必ず検算を行う習慣をつけましょう
特に、引き算や割り算の際にミスが起こりやすいため、
- 引いた後に元の数に足す
- 割った後にかける
というように、逆算して確認することが大切です
また、複雑な計算問題の場合は、最後にまとめて検算ではなく、ステップごとに検算することで、早い段階でミスを発見できますよ
④ 自分のためにハッキリ書く
計算途中の数字やメモは、はっきりと書くようにしましょう
小さいところにチョコチョコっと書くと、自分でも何を書いたのかわからなくなりがちです
小さくてよくわからない書き方をしてしまうと、約分や途中計算をしているときに、見間違い&書き間違いが起き、全体の答えが狂ってしまうことも
丁寧に書くことで、計算した過程を後で見返す際にもわかりやすくなるので、自分のために書いているという意識を持つようにしてみてくださいね
煩雑な問題でも基本を徹底!
「ちょっと難しい」くらいが◎
まるでストレッチのように、ちょっと難しいな…という問題を解いて、間違えたところを徹底的につぶしていく、という練習がとても大切です
なかなか気が進まないときもあるかと思いますが、日々の努力あるのみ。
継続して取り組んでみてください
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